1月6日(水)
大森望、杉江松恋、池上冬樹、北上次郎が、2009年1〜12月に刊行された文庫の解説を何本書いたか、その解説文庫目録をまとめたので、ここに記録として残しておきたい。訳者あとがきや、雑誌&ムックに書いた作家論は省いてある。なお、☆印のついたものは文庫ではなく、単行本である。
〔大森望〕
1月 小松左京『明烏 落語小説傑作集』集英社文庫
海堂尊『ジェネラル・ルージュの凱旋』宝島社文庫
2月 塔山郁『毒殺魔の教室』宝島社☆
4月 有川浩『海の底』角川文庫
7月 ニール・ゲイマン『アナンシの血脈』角川文庫
岩井恭平『サマーウォーズ』角川文庫
大森望・日下三蔵編『超弦領域 年刊日本SF傑作選』創元SF文庫(編者解説)
8月 シオドア・スタージョン『不思議のひと触れ』河出文庫(編者解説)
9月 石持浅海『心臓と左手』光文社文庫
10月 椎名誠『銀天公社の偽月』新潮文庫
11月 福井晴敏『戦国自衛隊1549』角川文庫
12月 『Nova1 書き下ろし日本SFコレクション』河出文庫(編者解説)
注・2008年に20本書いたらいろいろ他の仕事が滞ったので2009年は控えめにしたとのこと。全部で12本だが、このほかに訳者解説が3本。
〔杉江松恋〕
1月 浅田次郎『沙高楼奇譚 草原からの使者』徳間文庫
楡周平『クラッシュ』角川文庫
2月 森博嗣『スカイ・イクリプス』中公文庫
5月 江戸川乱歩『灰色の巨人』ポプラ文庫クラシック
6月 森谷明子『千年の黙 異本源氏物語』創元推理文庫
山口雅也『日本殺人事件』双葉文庫
ジョン・グリシャム『謀略法廷』白石朗訳・新潮文庫
7月 馳星周『古惑仔』角川文庫
8月 ヘレン・マクロイ『幽霊の3分の2』駒月雅子訳・創元推理文庫
飴村行『粘膜蜥蜴』角川ホラー文庫
9月 ジム・ケリー『水時計』玉木亨訳・創元推理文庫
レックス・スタウト『黒い山』宇野輝雄訳・ハヤカワミステリ
歌野晶午『女王様と私』角川文庫
大村友貴美『首挽村の殺人』角川文庫
道尾秀介『骸の爪』幻冬舎文庫
10月 鯨統一郎『白骨の語り部 作家六波羅一雄の推理』中公文庫
11月 アントニイ・バークリー『毒入りチョコレート事件』高橋泰邦訳・創元推理文庫
藤原審爾『新宿警察Ⅳ 新宿生贄』双葉文庫
赤川次郎『死者の学園祭』角川文庫
注・2008年は14本だったが、2009年は19本。この中では、新宿警察シリーズの書誌作成に挑戦した『新宿生贄』と、海外作家の一作目を任された『水時計』の2本が印象に残っているという。
〔池上冬樹〕
1月 乃南アサ『風の墓碑銘』新潮文庫
2月 永瀬隼介『誓いの夏から』光文社文庫
誉田哲也『ジウⅢ 新世界秩序』中公文庫
4月 佐々木譲『ラストラン』ポプラ社文庫
片岡義男『花模様が怖い』ハヤカワ文庫
ロス・マクドナルド『凶悪の浜』鷺村達也訳・創元推理文庫
森村誠一『棟居刑事の純白の証明』中公文庫
川上弘美『夜の公園』中公文庫
新庄節美『夏休みだけ探偵団 二丁目の犬小屋盗難事件』日本標準☆
7月 管野ひろし『秒奪 交通管制システムに侵入せよ』ポプラ社☆
スティーグ・ラーソン『ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士』ヘレンハルメ美穂・岩澤雅利訳・早川書房☆
真保裕一『栄光なき凱旋』文春文庫
9月 北方謙三『旅のいろ』講談社文庫
藤原伊織『ひまわりの祝祭』角川文庫
10月 志水辰夫『青に候』新潮文庫
熊谷達也『新任教師』徳間文庫
藤原審爾『新宿警察㈼ 慈悲の報酬』双葉文庫
勝目梓『小説家』講談社文庫
北方謙三『棒の哀しみ』集英社文庫
佐伯一麦『石の肺 僕のアスベスト履歴書』新潮文庫
11月 佐々木譲『夜を急ぐ者よ』ポプラ文庫
リチャード・ボーシュ編『アメリカ新進作家傑作選2008』DHC☆
12月 平安寿子『あなたにもできる悪いこと』講談社文庫
北重人『火の闇 飴売り三左事件岾』徳間書店☆
北重人『夜明けの橋』新潮社☆
注・全部で25本。このうち6本が単行本。2008年は18点であったから、プラス7点ということになる。ちなみに、ロス・マクドナルド『凶悪の浜』は解説だけを変えた新装復刊。
〔北上次郎〕
1月 大島真寿美『虹色天気雨』小学館文庫
2月 福井晴敏『Opローズダスト』文春文庫
ジョン・ハート『川は静かに流れ』東野さやか訳・ハヤカワ文庫
3月 今邑彩『いつもの朝に』集英社文庫
4月 スティーグ・ラーソン『ミレニアム2 火と戯れる女』ヘレンハルメ美穂・山田美明訳・早川書房☆
5月 片岡義男『さし向かいラブソング』ハヤカワ文庫
6月 夢枕獏『キマイラ青龍変』新版/朝日新聞出版
垣谷美雨『竜巻ガール』双葉文庫
7月 桂望実『Run!run!run!』文春文庫
8月 上橋菜穂子『獣の奏者』講談社文庫
9月 宮本昌孝『風魔』祥伝社文庫
トム・ロブ・スミス『グラーグ57』田口俊樹訳・新潮文庫
10月 荻原浩『四度目の氷河期』新潮文庫
11月 貫井徳郎『夜想』文春文庫
宮下奈都『スコーレNO4』光文社文庫
K・M・ペイトン『フランバーズ屋敷の人々3 めぐりくる夏』新版/掛川恭子訳・岩波少年文庫
注・2009年は全部で16本。2008年が9本であったから、プラス7本。このうち単行本は『ミレニアム2』。ちなみに『キマイラ青龍変』と『フランバーズ屋敷の人々3』は、ともに新版。大きさはどちらも新書版である。
〔大森望〕
1月 小松左京『明烏 落語小説傑作集』集英社文庫
海堂尊『ジェネラル・ルージュの凱旋』宝島社文庫
2月 塔山郁『毒殺魔の教室』宝島社☆
4月 有川浩『海の底』角川文庫
7月 ニール・ゲイマン『アナンシの血脈』角川文庫
岩井恭平『サマーウォーズ』角川文庫
大森望・日下三蔵編『超弦領域 年刊日本SF傑作選』創元SF文庫(編者解説)
8月 シオドア・スタージョン『不思議のひと触れ』河出文庫(編者解説)
9月 石持浅海『心臓と左手』光文社文庫
10月 椎名誠『銀天公社の偽月』新潮文庫
11月 福井晴敏『戦国自衛隊1549』角川文庫
12月 『Nova1 書き下ろし日本SFコレクション』河出文庫(編者解説)
注・2008年に20本書いたらいろいろ他の仕事が滞ったので2009年は控えめにしたとのこと。全部で12本だが、このほかに訳者解説が3本。
〔杉江松恋〕
1月 浅田次郎『沙高楼奇譚 草原からの使者』徳間文庫
楡周平『クラッシュ』角川文庫
2月 森博嗣『スカイ・イクリプス』中公文庫
5月 江戸川乱歩『灰色の巨人』ポプラ文庫クラシック
6月 森谷明子『千年の黙 異本源氏物語』創元推理文庫
山口雅也『日本殺人事件』双葉文庫
ジョン・グリシャム『謀略法廷』白石朗訳・新潮文庫
7月 馳星周『古惑仔』角川文庫
8月 ヘレン・マクロイ『幽霊の3分の2』駒月雅子訳・創元推理文庫
飴村行『粘膜蜥蜴』角川ホラー文庫
9月 ジム・ケリー『水時計』玉木亨訳・創元推理文庫
レックス・スタウト『黒い山』宇野輝雄訳・ハヤカワミステリ
歌野晶午『女王様と私』角川文庫
大村友貴美『首挽村の殺人』角川文庫
道尾秀介『骸の爪』幻冬舎文庫
10月 鯨統一郎『白骨の語り部 作家六波羅一雄の推理』中公文庫
11月 アントニイ・バークリー『毒入りチョコレート事件』高橋泰邦訳・創元推理文庫
藤原審爾『新宿警察Ⅳ 新宿生贄』双葉文庫
赤川次郎『死者の学園祭』角川文庫
注・2008年は14本だったが、2009年は19本。この中では、新宿警察シリーズの書誌作成に挑戦した『新宿生贄』と、海外作家の一作目を任された『水時計』の2本が印象に残っているという。
〔池上冬樹〕
1月 乃南アサ『風の墓碑銘』新潮文庫
2月 永瀬隼介『誓いの夏から』光文社文庫
誉田哲也『ジウⅢ 新世界秩序』中公文庫
4月 佐々木譲『ラストラン』ポプラ社文庫
片岡義男『花模様が怖い』ハヤカワ文庫
ロス・マクドナルド『凶悪の浜』鷺村達也訳・創元推理文庫
森村誠一『棟居刑事の純白の証明』中公文庫
川上弘美『夜の公園』中公文庫
新庄節美『夏休みだけ探偵団 二丁目の犬小屋盗難事件』日本標準☆
7月 管野ひろし『秒奪 交通管制システムに侵入せよ』ポプラ社☆
スティーグ・ラーソン『ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士』ヘレンハルメ美穂・岩澤雅利訳・早川書房☆
真保裕一『栄光なき凱旋』文春文庫
9月 北方謙三『旅のいろ』講談社文庫
藤原伊織『ひまわりの祝祭』角川文庫
10月 志水辰夫『青に候』新潮文庫
熊谷達也『新任教師』徳間文庫
藤原審爾『新宿警察㈼ 慈悲の報酬』双葉文庫
勝目梓『小説家』講談社文庫
北方謙三『棒の哀しみ』集英社文庫
佐伯一麦『石の肺 僕のアスベスト履歴書』新潮文庫
11月 佐々木譲『夜を急ぐ者よ』ポプラ文庫
リチャード・ボーシュ編『アメリカ新進作家傑作選2008』DHC☆
12月 平安寿子『あなたにもできる悪いこと』講談社文庫
北重人『火の闇 飴売り三左事件岾』徳間書店☆
北重人『夜明けの橋』新潮社☆
注・全部で25本。このうち6本が単行本。2008年は18点であったから、プラス7点ということになる。ちなみに、ロス・マクドナルド『凶悪の浜』は解説だけを変えた新装復刊。
〔北上次郎〕
1月 大島真寿美『虹色天気雨』小学館文庫
2月 福井晴敏『Opローズダスト』文春文庫
ジョン・ハート『川は静かに流れ』東野さやか訳・ハヤカワ文庫
3月 今邑彩『いつもの朝に』集英社文庫
4月 スティーグ・ラーソン『ミレニアム2 火と戯れる女』ヘレンハルメ美穂・山田美明訳・早川書房☆
5月 片岡義男『さし向かいラブソング』ハヤカワ文庫
6月 夢枕獏『キマイラ青龍変』新版/朝日新聞出版
垣谷美雨『竜巻ガール』双葉文庫
7月 桂望実『Run!run!run!』文春文庫
8月 上橋菜穂子『獣の奏者』講談社文庫
9月 宮本昌孝『風魔』祥伝社文庫
トム・ロブ・スミス『グラーグ57』田口俊樹訳・新潮文庫
10月 荻原浩『四度目の氷河期』新潮文庫
11月 貫井徳郎『夜想』文春文庫
宮下奈都『スコーレNO4』光文社文庫
K・M・ペイトン『フランバーズ屋敷の人々3 めぐりくる夏』新版/掛川恭子訳・岩波少年文庫
注・2009年は全部で16本。2008年が9本であったから、プラス7本。このうち単行本は『ミレニアム2』。ちなみに『キマイラ青龍変』と『フランバーズ屋敷の人々3』は、ともに新版。大きさはどちらも新書版である。