5月24日(月)夏の計画

 この夏は、福島、小倉、函館に行く予定である。9月か10月に、阪神か京都にも行きたい。つまり7月から10月までの間、その4カ月間に4回の旅競馬。こないだからその計画の立案と準備で大忙し。すべて競馬仲間と遊ぶ計画だが、出かけるまでが大変なのである。

 現地集合で現地解散なら簡単だ。たとえば小倉は、東京から行くのは私だけ。あとは三重から一人きて、現地の馬友が3人。だから航空券やホテルは自分の分だけ手配すれば済む。ところが福島は東京から5人一緒に行くので、その新幹線のチケットと宿の手配を5人分しなければならない。函館は面倒みのいい幹事がいるので彼に全面的にまかせてしまうから楽なのだが、福島のように自分が幹事役になると、出発時間を決めたり、購入したチケットをそれぞれに郵送したり、手間がかかる。しかしいちばん大変なのは、秋の関西だ。

 昨年の秋は、9月の阪神競馬場に12人で出撃したのだが、東京から3人、三重と倉敷から各1人、福岡から3人、それ以外に4人というメンバーだったが、今年も同規模になりそうなのである。まず、その日程を決めなければならないのだが、みんなの都合を聞くところから始めていく。何度もメールのやりとりをして日程がようやく決まっても、それで終わりなのではない。つめるのはここからだ。

 その段階で決まっているのは土曜の夕方に宴会をすることと(日曜の帰り際にも全員で軽く飲むけれど、負けていることが多いのであまり盛り上がらない。その点、土曜の夕方はまだ自分を待ち構えている運命を知らないから、それはもう楽しい宴会になる)、日曜全員で競馬場に出撃することのみ。あとはそれぞれの都合なので、まず土曜に競馬場にいくメンバーが何人いるのか尋ねなければならない。それが多ければ、指定席の電話予約は不可能なので(通常は4人まで)当日指定に入るしかないのだが、それが少ないなら電話予約することになる。だからまずそれを確認することになる。さらに、土曜に競馬場にいくメンバーが決まったら、何時にどこで待ち合わせという細かな打ち合わせもある。

 土曜の宴会の場所も決めなければならない。それが4〜5人ならいつも行く店があるので探す必要もないが、12人ともなると、そういう多人数でも入れる店を探さなければならない。少人数の場合は、もう各地に何年も行っているので、福島ならここ、京都ならここ、小倉はここと決まっている店がある。いまはネットで調べて予約できるからとても便利だが、それでも倉敷から来るやつの到着時間が土曜の8時だったりすると、それで2時間打ち切り制の店で6時から宴会開始では困るから、違う店にするか開始時間を遅らせるか、どちらかにしなければならない。そういう調整が必要になる。これも全部メールのやりとりだ。

 いまはどこの競馬場でも指定席のシートは2人掛けが主流だが、誰の隣に誰が座るか、それも事前に決めておかなければならない。必ずしも全員がよく知っているメンバーというわけではないのだ。出来れば楽しい記憶を持って帰っていただきたいので、性格的に合いそうにないやつは遠ざけて、この並びならいいかという腹案をいつも準備する。これは相談するのではなく、幹事役の私が事前に決めておく。

 東京競馬場が新装オープンする前のスタンドには、4人掛けや5人掛けの指定席があったから、誰の隣に誰が座って、といつも私が決めていたのだが、5人掛けシートの場合は大変。いちばん真ん中に座るやつは右からでも左からでも入りにくい。だから、誰もがそんなところに坐りたくない。ところが誰かがその位置に座らなければならない。私がそれを決めなければならないのである。当日指定に入るときは満席時間を予想して集合時間を決めるという重要なこともあるのだが、それ以外にもこの席順という問題もあるのだった。

 だから、こないだから、馬友たちとメールのやりとりばかり。おまけに、6月中旬までは東京競馬場で開催中だから、次は競馬場にいつ行くんだとそちらのメールもばんばん飛び交うのである。先日は仕事場に到着したのが午後1時。メールのやりとりが終わったのが午後4時。仕事をしようと思ったら、次から次に電話がきて、とうとう夕方5時になり、なんだかぐったりと疲れたのでなにもせぬまま自宅に戻ってしまった。何をしてるんだか。