7月29日(金)
朝、経理の小林から「一日早いですけど、おめでとうございます」と封筒を渡される。なんのこっちゃと封筒を眺めると誕生祝いとあって、明日が自分の誕生日だったことを思い出す。ついでに松村も誕生日だと思い出す。なんとこれだけ正反対の人間なのに、僕と松村、誕生日も血液型も同じなのである。
34歳。うーん、もう立派な中年だ。最近ほんとに体力低下を自覚していて、なんていったって浦和レッズを応援した翌日も疲れが抜けず子供の相手が本気で出来ないほどなのだ。嗚呼。ちなみに袋の中味は本の雑誌社の唯一の福利厚生である誕生祝いの図書カード5000円。
夜、その5000円の図書カードを持って本を買いに行く。日中散々本屋さんを回って仕事をしているというのに、こうやってプライベートで本屋さんへ向かい、棚を眺めているとほんとにほんとに疲れがぶっ飛ぶ。あっ、こんな本出ていたんだ? これこれ買いたかったんだよな、なんて本を手に取っているのは、至福の時間だ。
そういえば先日とある人にどうしてそんなに働けるの?なんて聞かれたけど(ほんとはたいして働いていないんですけど)やっぱり「好きだから」としか答えようがない。本屋さんも本屋さんの人もそれから本が好きなのだ。
本日購入したのはこの6点。
『定食バンザイ』今柊二(ちくま文庫)
『竿をかついで一人旅 長野編』鈴木啓三郎(えい文庫)
『日本<島旅>紀行』(光文社新書)
『川漁師 神々しき奥義』斎藤邦明(講談社+α新書)
『ニッポン駅弁大全』小林しのぶ(文藝春秋)
『四万十川 山行き 田辺竹治翁聞書1』永沢正好(法政大学出版局)
『四万十川~』が3,360円と高く、お祝いでもらった図書カードでは足が出てしまったが、民話好き、そして四万十川好きにはたまらない1冊。全3巻になる予定なようで、2巻の川行きが出るのが待ち遠しい。それ以外は最近の興味のまま購入。なんとなくテレビ東京らしいセレクトか?
そういえば四万十川まで仲間と車を走らせ、カヌーに乗っていたのもかれこれ15年近く前になるのか…。ああ、年取るわけだ。