10月3日(金)
辺境作家・高野秀行さんが上智大学で講義をするというので、勝手に助手としてついていく。私の頭のなかには壮大な計画はあるのだが、それはまだ先の話。教室には50人近い学生が集まり、「面白いことは全てに優先する」と宣言し始まった授業に、時間とともに学生が真剣になっていく姿が興味深かった。
いや実は私がほんとうに興味深かったのは、学生そのものであり、大学生活である。
私は大学に行っていない。教科書も買わないで過ごした高校時代を終えて、何かの手違いもあるのではと10校ほど受けたのであるが、大学は手違いを起こすことなく合格発表の掲示板に私の番号が掲載されることはなかった。
それから浪人生活に入ったのだが、その瞬間に「俺は勉強が嫌いだ」と気づいてしまい、また大学でやりたいことはあるのか?と悩みだし、キャンパスライフなんて糞だと思い込んで、2カ月で浪人を辞め、働き出してしまったのである。
18歳の私よ、お前は浅はかだった。
キャンパスライフ、ものすごい楽しそうではないか。
★ ★ ★
午後からは営業マンに戻る。
いや実は私がほんとうに興味深かったのは、学生そのものであり、大学生活である。
私は大学に行っていない。教科書も買わないで過ごした高校時代を終えて、何かの手違いもあるのではと10校ほど受けたのであるが、大学は手違いを起こすことなく合格発表の掲示板に私の番号が掲載されることはなかった。
それから浪人生活に入ったのだが、その瞬間に「俺は勉強が嫌いだ」と気づいてしまい、また大学でやりたいことはあるのか?と悩みだし、キャンパスライフなんて糞だと思い込んで、2カ月で浪人を辞め、働き出してしまったのである。
18歳の私よ、お前は浅はかだった。
キャンパスライフ、ものすごい楽しそうではないか。
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午後からは営業マンに戻る。