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3月3日(火)

 朝、娘が突然「今日は学習発表会だから来て」と言い出す。
 あわてて手帳をめくると、絶対今日でないといけない用事というのはなかったので、午前中だけ会社に顔を出し、メールなぞをチェックした後、早退する。

 学習発表会になっている5時間目の授業にどうにか間に合い教室に飛び込むと、すぐに一番目の発表者として娘が「朗読」を始めた。一年生の時はもじもじした小さな声しか出せなかったのだが、今では私のゴール裏なみの大きな声でうさぎさんの声を演じているではないか。

 娘の朗読が終わったので教室を出ようとしたら妻に袖を引っ張られ「他の子のも聞いていきなさい!」と怒られる。私は学校が嫌いで、なぜかわからないけれど学校にいると暴れたくなるのだ。つい消化器や火災報知器の場所を探してしまうが、教室には置かれていなかった。

 全員の発表が終わると「しょう来のゆめ」の発表となり、私の娘は「パン屋さんになる」なんて今まで一度も言ったことがないことを発言していた。後に聞くと「パン屋さんになりたくないけど、別になりたいもんもないからそう答えておいた」とのこと。そりゃそうだ、なりたいもんなんてないよな。

 我が娘の夢はどうでも良いのだが、クラスの男の子のうち、4人が「中村俊輔のようなサッカー選手になりたい」と言ったのはどういうことだ。「親よ出て来い!」と思わず怒鳴りそうになったが、「闘莉王のようになりたい」と2人の男の子が言ったのでぐっと我慢する。まあ、それも問題あるのだが......。

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