« 前のページ | 次のページ »

7月17日(金)

 昨夜は本屋大賞の理事会・総会で、今期も無事終了し、来期が始まることとなった。
 会の最後に韓国の学生がやってきて「本屋大賞」の取材をされていたが、本屋大賞受賞作品は韓国でも人気があるのだというから驚く。

 何度も書いているが、本屋大賞は酒飲み話の延長なので、そう真剣に考えず、まあ一緒にマッコリでも飲もうじゃないかと思ったのであるが、私は今晩中に単行本版『スットコランド日記』の原稿を1ページ目から344ページ目まで目を通さないといけないので、焼き肉を食べたい気持ちをぐっとこらえ、泣く泣く赤坂見附を後にしたのである。

 ところが本日徹夜明けでふらふらになって会社に着くと、その『スットコランド日記』の著者であり、もうすぐ四万十川に川下りに行くという宮田珠己さんから、来週更新分の「スットコランド日記」の原稿が届いていたのであるが、そこに私を貶めるとんでもない文章があるではないか。

 くそー、肉、食えばよかった。

★    ★    ★

 本の雑誌社史上最速重版となった『SF本の雑誌』の2刷目が出来上がって来たので、鵜匠となり、助っ人たちを直納へ向かわせる。しかし2刷目も本日には半分ほど出荷されており、在庫切れは時間の問題であろう。社長及び事務員及び編集者及び経理及び助っ人及び編集長から「お前は思い切りが悪い!」と罵られているのである。

 どうしてゴール前だとあんなに思い切りがいいのに、仕事となるとダメなんだろうか。

« 前のページ | 次のページ »