8月4日(火)
- 『異国トーキョー漂流記 (集英社文庫)』
- 高野 秀行
- 集英社
- 555円(税込)
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- 『失われた手仕事の思想 (中公文庫)』
- 塩野 米松
- 中央公論新社
- 782円(税込)
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- 『家郷の訓 (岩波文庫 青 164-2)』
- 宮本 常一
- 岩波書店
- 842円(税込)
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ずーっとiPodに何かが足りないと思っていたのだが、先日絲山秋子さんの取材に同行し、絲山さんの運転するイタリア車のなかで絲山さんがラジオで流した音楽を集めたCDを聴いていて、思い出したのである。THE POLICEが入ってなかったのだ!
というわけで押し入れの奥から段ボールを引っ張りだし、ホコリまみれのCDの山のなかからTHE POLICEのすべての曲が収録された4枚組のコンプリート・アルバム「MESSAGE IN A BOX」を探し出す。久しぶりに聴いたTHE POLICEは、無茶苦茶カッコ良かった。
★ ★ ★
雑誌の休刊の話題になると、つい広告がどうした、雑誌の衰退だとかそういう方向に話が流れてしまいがちだが、例え部数が最盛期に比べて落ちていたとしても、数万部、数千部の雑誌の売上が毎月(毎週)減っていく店頭は大変なのではないか。
渋谷の書店さんでその辺をことを伺ってみると、やはり『エスクァイア日本版』や『STUDIO VOICE』の休刊はかなりの痛手で、バックナンバーも売れていたから雑誌売場の維持に苦労されているようだった。
また雑誌や出版社だけでなく、書店さんの袋やカバーなどを制作販売していた会社が7月末に倒産してしまったとか。「そのうち栞が貴重になるかもしれませんよ」とその書店員さんは苦笑いしていたが、「カバーも袋もいらないというお客さんが神様に見える」というほど、利益率の低い書店業のなかで、それらの経費もバカにならないのであった。
昨日の続きと六本木などを営業し、夜は丸善お茶の水店さんのフェア報告会を兼ねた暑気払いに参加。
「再々発見にっぽん」なんて大それたタイトルにしたのだが、ようは私が好きな古き良き日本を伝える本や別の角度から日本を見つめる本を集めたものだ。
『山の仕事、山の暮らし』高桑信一(つり人社)
『熊を殺すと雨が降る』遠藤ケイ(ちくま文庫)
『失われた手仕事の思想』塩野米松(中公文庫)
『美しい日本のふるさと 近畿・北陸編』清永安雄(産業編集センター)
『美しい日本のふるさと 北海道・東北編』清永安雄(産業編集センター)
『美しい日本のふるさと 中国・四国編』清永安雄(産業編集センター)
『美しい日本のふるさと 九州・沖縄編』清永安雄(産業編集センター)
『ふるさと日本百景』原田泰治(講談社)
『川物語 ― 写真集日本の川を旅する』佐藤秀明(本の雑誌社)
『少年記』野田知佑(文春文庫)
『朱鷺の遺言』小林照幸(中央公論社)
『コウノトリ、再び』小野泰洋(エクスナレッジ)
『日本の生きもの図鑑』石戸忠(講談社)
『ニッポンありゃまあお祭り紀行』椎名誠(カラット)
『晴れた日は巨大仏を見に』宮田珠己(白水社)
『異国ト−キョ−漂流記』高野秀行(集英社文庫)
『神去なあなあ日常』三浦しをん(徳間書店)
『遠野物語』柳田国男(角川ソフィア文庫)
『おくのほそ道』松尾芭蕉(角川ソフィア文庫)
『家郷の訓』宮本常一(岩波文庫)
『舟と港のある風景』森本孝(農山漁村文化協会)
これらの本を一ヶ月並べさせていただいたのだが、結果は72冊、87806円の販売で、果たしてこれがフェアとして成功したのかどうかはK店長さんの「へへへ」という怪しい笑いで判断するしかないだろう。
ちなみに売上上位は、
1『異国ト−キョ−漂流記』高野秀行(集英社文庫)12冊
2『失われた手仕事の思想』塩野米松(中公文庫)8冊
2『家郷の訓』宮本常一(岩波文庫)8冊
4『おくのほそ道』松尾芭蕉(角川ソフィア文庫)6冊
4『日本の生きもの図鑑』石戸忠(講談社)6冊
6『失われた手仕事の思想』塩野米松(中公文庫)5冊
6『ふるさと日本百景』原田泰治(講談社)5冊
で、高野さんがダントツであったが、他の渋い本が売れたのは、お茶の水だからだろうか。すごいな。
というわけで押し入れの奥から段ボールを引っ張りだし、ホコリまみれのCDの山のなかからTHE POLICEのすべての曲が収録された4枚組のコンプリート・アルバム「MESSAGE IN A BOX」を探し出す。久しぶりに聴いたTHE POLICEは、無茶苦茶カッコ良かった。
★ ★ ★
雑誌の休刊の話題になると、つい広告がどうした、雑誌の衰退だとかそういう方向に話が流れてしまいがちだが、例え部数が最盛期に比べて落ちていたとしても、数万部、数千部の雑誌の売上が毎月(毎週)減っていく店頭は大変なのではないか。
渋谷の書店さんでその辺をことを伺ってみると、やはり『エスクァイア日本版』や『STUDIO VOICE』の休刊はかなりの痛手で、バックナンバーも売れていたから雑誌売場の維持に苦労されているようだった。
また雑誌や出版社だけでなく、書店さんの袋やカバーなどを制作販売していた会社が7月末に倒産してしまったとか。「そのうち栞が貴重になるかもしれませんよ」とその書店員さんは苦笑いしていたが、「カバーも袋もいらないというお客さんが神様に見える」というほど、利益率の低い書店業のなかで、それらの経費もバカにならないのであった。
昨日の続きと六本木などを営業し、夜は丸善お茶の水店さんのフェア報告会を兼ねた暑気払いに参加。
「再々発見にっぽん」なんて大それたタイトルにしたのだが、ようは私が好きな古き良き日本を伝える本や別の角度から日本を見つめる本を集めたものだ。
『山の仕事、山の暮らし』高桑信一(つり人社)
『熊を殺すと雨が降る』遠藤ケイ(ちくま文庫)
『失われた手仕事の思想』塩野米松(中公文庫)
『美しい日本のふるさと 近畿・北陸編』清永安雄(産業編集センター)
『美しい日本のふるさと 北海道・東北編』清永安雄(産業編集センター)
『美しい日本のふるさと 中国・四国編』清永安雄(産業編集センター)
『美しい日本のふるさと 九州・沖縄編』清永安雄(産業編集センター)
『ふるさと日本百景』原田泰治(講談社)
『川物語 ― 写真集日本の川を旅する』佐藤秀明(本の雑誌社)
『少年記』野田知佑(文春文庫)
『朱鷺の遺言』小林照幸(中央公論社)
『コウノトリ、再び』小野泰洋(エクスナレッジ)
『日本の生きもの図鑑』石戸忠(講談社)
『ニッポンありゃまあお祭り紀行』椎名誠(カラット)
『晴れた日は巨大仏を見に』宮田珠己(白水社)
『異国ト−キョ−漂流記』高野秀行(集英社文庫)
『神去なあなあ日常』三浦しをん(徳間書店)
『遠野物語』柳田国男(角川ソフィア文庫)
『おくのほそ道』松尾芭蕉(角川ソフィア文庫)
『家郷の訓』宮本常一(岩波文庫)
『舟と港のある風景』森本孝(農山漁村文化協会)
これらの本を一ヶ月並べさせていただいたのだが、結果は72冊、87806円の販売で、果たしてこれがフェアとして成功したのかどうかはK店長さんの「へへへ」という怪しい笑いで判断するしかないだろう。
ちなみに売上上位は、
1『異国ト−キョ−漂流記』高野秀行(集英社文庫)12冊
2『失われた手仕事の思想』塩野米松(中公文庫)8冊
2『家郷の訓』宮本常一(岩波文庫)8冊
4『おくのほそ道』松尾芭蕉(角川ソフィア文庫)6冊
4『日本の生きもの図鑑』石戸忠(講談社)6冊
6『失われた手仕事の思想』塩野米松(中公文庫)5冊
6『ふるさと日本百景』原田泰治(講談社)5冊
で、高野さんがダントツであったが、他の渋い本が売れたのは、お茶の水だからだろうか。すごいな。