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8月21日(金)

 朝、いきなり浜本に「お前痩せたな」とビックリされる。
 そういって私の腰つき舐め回すように見つめるのであるが、これはセクハラにあたらないのであろうか。今度、キムラ弁護士に相談してみよう。

 それはさておき、私はほんとうに痩せた。この1ヶ月半で5キロ減り、お腹のまわりにまるで浮き輪のように付いていたお肉は、どこかへ消えてしまった。おかげでベルトの穴はひとつ短くなり、10代に履いていたジーンズも履けるようになった。

 元々食に対して意識が希薄な私にとってダイエットは簡単なことだ。食べなければいいのであるし、ドMの私にとって空腹は快感でもある。

 しかし問題は私はダイエットをしたかったわけではないのである。健康診断で黄色信号が出た「尿酸値」を下げたかっただけなのだ。果たして下がっているのか。再検査は来月。

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 紀伊國屋書店新宿本店のエッセイ棚の担当のIさんは、『ときどき意味もなくずんずん歩く』(幻冬舎文庫)を読んで、すっかり宮田珠己氏の文体にやられてしまったようで、店頭を訪問すると手書きPOPが添えられ『スットコランド日記』が、多面面陳で展開されてい。た

 おおうれしや!と思って二人で宮田さんの魅力について語らっていると、なんとその前でなんか面白そうな本はないか?と棚を眺めていた男性が『スットコランド日記』を手に取り、レジに持っていったではないか。声高らかに万歳三唱の上、池林房に連れて行き接待しようと思ったがあまりに怪しいので辞めた。感涙。

 その足で、ジュンク堂書店新宿店を訪問すると、こちらでは『スットコランド日記』や「本の雑誌」で宮田さんが取り上げた本を集めた「タマキングの偏愛に満ちた読書生活」というフェアを開催している。鼻毛オヤジの看板まで付いており、宮田さんは今後、新宿に足を向けて寝られないであろう。

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 最近は、週末が憂鬱である。

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