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12月3日(木)

湿原のアラブ人
『湿原のアラブ人』
ウィルフレッド セシジャー,酒井 啓子
白水社
2,730円(税込)
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狩猟サバイバル
『狩猟サバイバル』
服部 文祥
みすず書房
2,592円(税込)
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 池袋を営業。
 残念ながらJ2降格が決まったジェフ千葉サポーターのJ書店Tさんとやった顔を合わせられる。
「浦和レッズも大変そうじゃない」
 その通りなのである。

 またL書店のYさんとは、本の情報交換。
 椎名さんも「週刊文春」で紹介していた『湿原のアラブ人』ウィルフレッド・セシジャー(白水社)や『狩猟サバイバル』服部文祥(みすず書房)など。また「一個人」で野田知佑さんが紹介されていた探検ものの名作『白ナイル』『青ナイル』アラン・ムアヘッド(筑摩叢書)を復刊しようよと盛り上がる。

 夜は、高野さんのブログにもあった、集英社文庫の編集者のお通夜に参列。
 私がその編集者・堀内さんに最後に会ったのは、内澤旬子さんが育てた豚を食べる会で、そとき堀内さんは私の顔を見つけると、「ほんとにほんとに『本の雑誌』2005年7月号の編集後記で高野秀行を発見し全著作一気読みした、と書いてくれたときはもうとにかく嬉しくてそのときの喜びを今も忘れておりません」と独特な口調で話していたのだ。

 あのとき私はまさかこんな早いお別れがくるとは考えもしなかったのだが、堀内さんの顔は遺影のなかにあった。その遺影からは「高野秀行をよろしくお願いします」と聞こえてきた。

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