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1月6日(水)

野人伝
『野人伝』
岡野 雅行
新潮社
1,404円(税込)
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 通勤読書は『野人伝』岡野雅行(新潮社)。多くの逸話を残し、出てきただけでスタジアムの雰囲気を変えられる数少ない選手であった岡野雅行の自伝である。

 サッカー選手の自伝なんて、大抵は貧乏な暮らしから逃げ出すようにサッカーをはじめ、あれよあれよと有名な選手になっていくパターンなのであるが、そこは破天荒な岡野である。よくわからず飛び込んだ先の全国の不良が集まる高校の話は、サッカーのことは関係なく爆笑できるものである。そういう意味ではプロになる前が面白いという珍しいサッカー選手の自伝であり、レッズサポだけでなく、またサッカー好きでなくても、楽しめる1冊。バモス岡野!

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 新年が明けたら仕事の山だった。

 午前中は企画会議。そういうえば昨日から新しい編集者が入ったのであるが、その紹介はジワジワとしていく予定である。

 本屋大賞の一次投票の締切が迫っており、毎年のことながら書店員さんはギリギリで投票してくる。だから現時点で思ったほど投票数が伸びていないのも心配しなくていいのかもしれないが、そうもいかない。胃が痛い。

 痛い胃を抱えて、1月の新刊『新書七十五番勝負』渡邊十絲子著の事前注文締め切り日が本日と迫り、まだ注文をいただいていない書店さんへ訪問したり、FAXしたり、電話したりの営業活動。

「新年早々大変ですね」と書店さんから声をかけられるが、なーに、私たち出版社は年末年始に休んでいるんだから大変なんてことはない。それどころか、この数年で、元日からの営業も当たり前になっている書店さんのほうがずーっと大変である。

 夜遅くまで新刊の締め作業。明日は高崎。

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