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1月18日(月)

増大派に告ぐ
『増大派に告ぐ』
小田 雅久仁
新潮社
1,512円(税込)
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 週末に読んだ2冊の小説があまりにつまらなく、書評家の東えりかさんが以前言っていた言葉を思い出す。

「どうにもならない小説は本当にどうにもならないんだけど、ノンフィクションの場合、どこかしらへえって思うところがあるじゃない」

 確かにその通りである。どうにもならない小説はどうにもならないのだ。

 その口直しというよりは、「本の雑誌」2月号で豊崎由美さんが「第21回日本ファンタジーノベル大賞が、とんでもなくハードでヘビィな新人を発掘してくれたことに感謝。皆さん、読んで下さいと切望。読んでくれなきゃ失望の巻なんであります。」とまで、オススメされていた『増大派に告ぐ』小田雅久仁(新潮社)を読みだす。冒頭を読んだけで、これが本物の小説だとぶっ飛ぶ。ドキドキ。間違いなくすごい小説だ。

★    ★    ★

 月曜日。出社するのが楽しみだ。週末に売れた補充がファックス注文で届いていたり、電話が鳴り出したりするからだ。まあそういうことはそう多くなく、浜田のデカい声だけが響いていたりするのだが......。

 しかし本日朝イチで送られてきたファックス注文が、先週金曜日に発売したばかりの『新書七十五番勝負』で、もしや未着なのではないかと注文短冊を疑った目で見てしまったが、そこには大きく「追加分」の文字。うれしい。

 うれしいときには手を叩こう、ではなく直納だ!というわけで、神保町のT書店さんへ。
「2階の新書コーナーで売れてるんだけど、新刊コーナーにも積むから」

 ありがとうございます。頭を垂れつつ、すぐ近くのS書店さんを訪問するとこちらも新刊コーナーと新書コーナーに平積みしていただいおり、早速日ごろ面識のない新書担当者さんに感謝の念を伝える。

 その後、東京方面に営業に向かうがなかなか会えず、気分一新、中央線の続き。
 阿佐ヶ谷へのS書店さんや荻窪のB書店さんを営業し、会社に戻ると『新書七十五番勝負』の追加注文状況を事務の浜田が嬉しそうに伝えてくる。

 頑張れ!『新書七十五番勝負』!!

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