3月2日(火)
- 『ロスト・シンボル 上』
- ダン・ブラウン
- 角川書店
- 1,944円(税込)
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- 『ロスト・シンボル 下』
- ダン・ブラウン
- 角川書店
- 1,944円(税込)
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- 『おやじがき―絶滅危惧種中年男性図鑑』
- 内澤 旬子
- にんげん出版
- 1,404円(税込)
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昼、水道橋のとんかついもやに向かうが1時過ぎなのに行列。待つほどの時間はなく、とぼとぼとすぐ近くにあったラーメン屋「エイト」に飛び込む。野菜炒め定食。そういえばこのお店は生まれて初めて行ったコンサート、ジェネシスの武道館公演の後に立ち寄ったのだ。あれは中学校の卒業式の日で、かれこれ23年が過ぎたということだ。
お茶の水の丸善を訪問し、担当者のYさん、N店長さんとお話。明日発売のダン・ブラウン著『ロスト・シンボル(上下)』(角川書店)が、バックヤードに保管されていた。こちらは全国一斉発売をうたう協定が業界内で結ばれており、明日まで店頭に出してはいけないのである。
その後、茗荷谷の名店・ブックスアイが、初の支店を根津にオープンさせたのでさっそく訪問。Kさんがにこやかな笑顔で迎えてくれたのだが、その笑顔の向こうにはさっそく雑誌を購入していく女性が多数。根津は書店の隙間スポットだっただけに、町の人々に喜ばれる存在になるだろう。「まだまだ恥ずかしい棚だから」と話すKさんであったが、そこかしこにこだわりの本が置かれていた。
そのまま千駄木に移動し、「本の雑誌」5月号から連載をお願いしている内澤旬子さんと打ち合わせ。
内澤さんより一足先に待ち合わせの喫茶店に着いたのだが、私がひとり席に座っていると、隣のテーブルにまるでプロレスラーのような男性がやってきた。その個性たるやまさに『おやじがき--絶滅危惧種中年男性図鑑』(にんげん出版)にぴったりで、高野さんはじめどうしてエンタメノンフ作家はネタが近寄ってくるんだろうかと考えていると内澤さんがやってきた。
内澤さんは「あんまり寒くて眼鏡が曇っちゃった」と言いながら眼鏡を外した瞬間、私の隣に座るその圧倒的な存在感のおっさんを見つけ、目が釘付けであった。釘付けになる気持ちもよくわかるのだが、あんまり見つめるのもまずかろう。心配していると大きなテーブルが空き、大きなおっさんはそちらに席を移動し、ほっとする。
内澤さんとの打ち合わせの後、駆け足で会社に戻り、今度は本屋大賞の会議に向かう。
この時期はさすがに忙しい。もろもろの議論を終えたのが22時半。家に着いたのは23時半。このまま眠りたいところだが、明日は「本の雑誌」の企画会議のため資料を作り出す。
企画というのは明日会議だからと言って、一夜漬けのように考え出して突然浮かぶものではなく、毎日24時間アンテナをたて続けていると、唐突に引っかかってくるものだ。だから私は常にノートや携帯に思いついたことをメモしており、ひとまずそれらをすべて大きな紙に書き出す。その思いつきを種としていくつかの特集案と連載、単発の企画を練る。
お茶の水の丸善を訪問し、担当者のYさん、N店長さんとお話。明日発売のダン・ブラウン著『ロスト・シンボル(上下)』(角川書店)が、バックヤードに保管されていた。こちらは全国一斉発売をうたう協定が業界内で結ばれており、明日まで店頭に出してはいけないのである。
その後、茗荷谷の名店・ブックスアイが、初の支店を根津にオープンさせたのでさっそく訪問。Kさんがにこやかな笑顔で迎えてくれたのだが、その笑顔の向こうにはさっそく雑誌を購入していく女性が多数。根津は書店の隙間スポットだっただけに、町の人々に喜ばれる存在になるだろう。「まだまだ恥ずかしい棚だから」と話すKさんであったが、そこかしこにこだわりの本が置かれていた。
そのまま千駄木に移動し、「本の雑誌」5月号から連載をお願いしている内澤旬子さんと打ち合わせ。
内澤さんより一足先に待ち合わせの喫茶店に着いたのだが、私がひとり席に座っていると、隣のテーブルにまるでプロレスラーのような男性がやってきた。その個性たるやまさに『おやじがき--絶滅危惧種中年男性図鑑』(にんげん出版)にぴったりで、高野さんはじめどうしてエンタメノンフ作家はネタが近寄ってくるんだろうかと考えていると内澤さんがやってきた。
内澤さんは「あんまり寒くて眼鏡が曇っちゃった」と言いながら眼鏡を外した瞬間、私の隣に座るその圧倒的な存在感のおっさんを見つけ、目が釘付けであった。釘付けになる気持ちもよくわかるのだが、あんまり見つめるのもまずかろう。心配していると大きなテーブルが空き、大きなおっさんはそちらに席を移動し、ほっとする。
内澤さんとの打ち合わせの後、駆け足で会社に戻り、今度は本屋大賞の会議に向かう。
この時期はさすがに忙しい。もろもろの議論を終えたのが22時半。家に着いたのは23時半。このまま眠りたいところだが、明日は「本の雑誌」の企画会議のため資料を作り出す。
企画というのは明日会議だからと言って、一夜漬けのように考え出して突然浮かぶものではなく、毎日24時間アンテナをたて続けていると、唐突に引っかかってくるものだ。だから私は常にノートや携帯に思いついたことをメモしており、ひとまずそれらをすべて大きな紙に書き出す。その思いつきを種としていくつかの特集案と連載、単発の企画を練る。