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3月23日(火)

聖域 (角川文庫―ブラディ・ドール)
『聖域 (角川文庫―ブラディ・ドール)』
北方 謙三
角川書店
555円(税込)
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ふたたびの、荒野 (角川文庫―ブラディ・ドール)
『ふたたびの、荒野 (角川文庫―ブラディ・ドール)』
北方 謙三
角川書店
637円(税込)
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 三連休にしていたこと。

土曜日:午前 サッカー
    午後 ランニング15キロ(ちょっと迷う)
日曜日 午前 サッカー
    午後 ランニング5キロ
月曜日 午後 ランニング10キロ

 私にとってサッカーは生き甲斐で、ランニングは精神安定剤だ。
 そして身体はキレキレで、サッカーをすればたちまち点を取り、妻から高いところのモノを取ってと言われれば軽やかに跳躍し、娘からランドセルを持って来いと言われれば爆裂ダッシュで階段を駆け上がる。

 しかし残念ながら私の本職は営業マンで、この鍛え上げられた下半身とボールテクニックを披露する場がない。たぶん南アフリカにはあると思うのだが......。

★    ★    ★

 週末に第9巻『聖域』を読んだので、ついに<ブラディ・ドール>シリーズの最終巻『ふたたびの、荒野』北方謙三(角川文庫)を読み始める。いちはやく読み終えたい気持ちと、いつまでも取っておきたい気持ちが半々だったのだが、ページをめくりだしたら止まらない。笹塚駅前のエクセルシオールカフェで、始業時間まで読み続ける。

 読みながら今後の読書スケジュールを考える。
 この<ブラディ・ドール>シリーズを読み出してからまったく他の本が手につかず、新刊も買うばっかりで積読状態で、いい加減読み始めないとどんどん増えていく一方なのである。ところが、この<ブラッディ・ドール>シリーズの姉妹編のようなかたちで<約束の街>シリーズというのがあり、こちらは現在8作目まで出ているそうだ。ハードボイルド脳となっている私は今すぐにでも読み始めたいのであるが、そんなところに元田町のT書房Kさんからメールが届く。

「久し振りに炎の営業日誌を見てみたら<ブラディ・ドール>シリーズにハマっているんですね♪ そこで北方謙三フリークのオイラが来ましたよ!! 単純なオイラは各巻とも何十回と読み直しています(笑)。<ブラディ・ドール>シリーズを読み終えたら、<約束の街>シリーズを、その次は川中と並ぶもう一人のキーパーソン・老いぼれ犬もお薦めします。

『檻』(集英社文庫)
『牙』(集英社文庫)
<挑戦>シリーズ
『挑戦:危険な夏』(集英社文庫)
『挑戦:冬の狼』(集英社文庫)
『挑戦:風の聖衣』(集英社文庫)
『挑戦:風群の荒野』(集英社文庫)
『挑戦:いつか友よ』(集英社文庫)
<老いぼれ犬>シリーズ
『傷痕』(集英社文庫)
『風葬』(集英社文庫)
『望郷』(集英社文庫)

この順番でどうぞ!」

 参った。
 北方謙三マンスリーになってしまいそうだ。

★    ★    ★

 営業は川崎方面へ。

 あおい書店川崎駅前店では、かなり力を入れた<文学少女>シリーズのフェアをされていた。出版社に協力を願い、ポスターや品切れ本なども並んでいた......といっても私はこのラノベに詳しいわけではないのだが、棚はとっても素敵だった。

 有隣堂川崎BE店では、これは有隣堂全店に行われているようだなのだが、『1Q84』BOOK3(新潮社)の発売を前にして12ページにも渡る特別小冊子が配られていた。

 「1Q84」の人物相関図やキーワード、書店員さんの推薦コメントはもちろん、各社の編集者の書評まで掲載されている力作である。様々な書店さんが予約獲得のために方策を練っているが、この小冊子は一歩抜け出しているような気がする。

 その村上春樹コーナーの隣では、高野秀行と宮田珠己のフェアが行われており、思わず担当のOさんに間違っていますよとツッコミそうになったが、高野さんの新作は『間違う力』(メディアファクトリー)なので、間違っていいのであろう。

 反対側の丸善さんを訪問するが、担当のSさんはお休みで残念無念。
 こちらはこちらでそのSさんが、「最近読んだ本」という個人書評誌を配布しており、今、川崎の書店は面白いのである。

★    ★    ★

 テレビ『プロフェッショナルの流儀』の三浦知良の回を見ようと急いで帰るが、新宿駅で埼京線も山手線も止まっていた。四谷経由南北線→埼玉高速鉄道で帰るか、神田から京浜東北線に乗るか悩んだが、何かあったときに逃げ場の多そうな神田経由で帰宅。

 最初の10分を見逃したが『プロフェッショナルの流儀』にどうにか間に合う。
 カズ最高。 

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