4月2日(金)
- 『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法 (edu book)』
- 池上 正
- 小学館
- 1,404円(税込)
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- >> エルパカBOOKS
- 『FCバルセロナスクールの現役コーチが教えるバルサ流トレーニングメソッド』
- 村松 尚登
- アスペクト
- 1,728円(税込)
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- 『二十世紀から出てきたところだけれども、なんだか似たような気分』
- 鏡 明
- 本の雑誌社
- 3,024円(税込)
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気づいたら娘のサッカーチームのアシスタントコーチに任命されていた。
このままいくと、三年後には浦和レッズの監督になっている可能性も高い。その際は、私のサッカー観を伝えるのに15年はかかるはずなので、フィンケ以上に長い目で見て欲しい。
......なんて冗談はコーチにはきかないのである。
なぜなら子ども達にとって、指導者はとっても大切で、いい指導者に巡りあえばサッカーはもちろん人間性も大きく育つのである。逆に私のように中学のサッカー部の顧問と相性があまりに悪く、サッカーからしばらく距離を置くどころかすっかりグレてしまった人間もいるのだ。
コーチの何気ない一言や行動が、多感な年代の子ども達を深く傷つけサッカーが嫌いにしてしまうことを身を持って経験しているので、ただいま『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』池上正(小学館)や『FCバルセロナスクールの現役コーチが教えるバルサ流トレーニングメソッド』村松尚登(アスペクト)などを読んで、猛烈に勉強中。
夜、鏡明さんの『二十世紀から出てきたところだけれども、なんだか似たような気分』の出版記念イベント、大森望さんとの公開対談を青山ブックセンターで行う。
本の雑誌社に入社するまで、実はほとんど「本の雑誌」を読んだことがなく、入社してからもしばらくは、鏡さんの連載「連続的SF話」は、チンプンカンプンで何が面白いのかさっぱりわからなかった。
それがいつ頃からだろうか、目黒考二曰くの「コンテキスト」の坪が私のなかでいっぱいになったのか、猛烈に面白く感じるようになり、それどころか私の知っている人間のなかで、こんなにカッコよく頭のいい人はいない!と思うほどになったのである。
しかしお会いするのはこの夜が初めてで、私が心のどこかでこんなすごい人が実在するわけがない、鏡明は幻の人だと考えていたのだが、そこに190センチ近い巨人・鏡明氏が実際に現れてのである。
大森望さんもさすがにリスペクトしている様子で、いつものワルモノぶりは薄く、しっかり鏡さんの面白さを引き出されていて、楽しい時間であった。それどころか2940円もする本が、たくさん売れて、私も青山ブックセンターのMさんも大喜びであった。
ちなみに話のなかでこの本の書名を私がつけた、ということになっていたが、そもそも『二十世紀から出てきたところだけれども、なんだか似たような気分』というのは鏡さんが連載のなかで使ったフレーズで(その回は収録されていない)、タイトル会議のときに浜本から「植草甚一さんのような長いタイトルにしたい」と言う提案を受け、バックナンバーを読みあさり、タイトルに使えそうなフレーズを探したのであった。だからそもそもこの書名は鏡明さんがつけたというのが正しいのではないか。
このままいくと、三年後には浦和レッズの監督になっている可能性も高い。その際は、私のサッカー観を伝えるのに15年はかかるはずなので、フィンケ以上に長い目で見て欲しい。
......なんて冗談はコーチにはきかないのである。
なぜなら子ども達にとって、指導者はとっても大切で、いい指導者に巡りあえばサッカーはもちろん人間性も大きく育つのである。逆に私のように中学のサッカー部の顧問と相性があまりに悪く、サッカーからしばらく距離を置くどころかすっかりグレてしまった人間もいるのだ。
コーチの何気ない一言や行動が、多感な年代の子ども達を深く傷つけサッカーが嫌いにしてしまうことを身を持って経験しているので、ただいま『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』池上正(小学館)や『FCバルセロナスクールの現役コーチが教えるバルサ流トレーニングメソッド』村松尚登(アスペクト)などを読んで、猛烈に勉強中。
夜、鏡明さんの『二十世紀から出てきたところだけれども、なんだか似たような気分』の出版記念イベント、大森望さんとの公開対談を青山ブックセンターで行う。
本の雑誌社に入社するまで、実はほとんど「本の雑誌」を読んだことがなく、入社してからもしばらくは、鏡さんの連載「連続的SF話」は、チンプンカンプンで何が面白いのかさっぱりわからなかった。
それがいつ頃からだろうか、目黒考二曰くの「コンテキスト」の坪が私のなかでいっぱいになったのか、猛烈に面白く感じるようになり、それどころか私の知っている人間のなかで、こんなにカッコよく頭のいい人はいない!と思うほどになったのである。
しかしお会いするのはこの夜が初めてで、私が心のどこかでこんなすごい人が実在するわけがない、鏡明は幻の人だと考えていたのだが、そこに190センチ近い巨人・鏡明氏が実際に現れてのである。
大森望さんもさすがにリスペクトしている様子で、いつものワルモノぶりは薄く、しっかり鏡さんの面白さを引き出されていて、楽しい時間であった。それどころか2940円もする本が、たくさん売れて、私も青山ブックセンターのMさんも大喜びであった。
ちなみに話のなかでこの本の書名を私がつけた、ということになっていたが、そもそも『二十世紀から出てきたところだけれども、なんだか似たような気分』というのは鏡さんが連載のなかで使ったフレーズで(その回は収録されていない)、タイトル会議のときに浜本から「植草甚一さんのような長いタイトルにしたい」と言う提案を受け、バックナンバーを読みあさり、タイトルに使えそうなフレーズを探したのであった。だからそもそもこの書名は鏡明さんがつけたというのが正しいのではないか。