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4月15日(木)

 とある書店員さんから「いろんなことに中途半端に手を出している自分を考え直そうとお店を辞めることにしました」と連絡をいただく。その方は書店員でありながら、文章を書いたり、大きなイベントも運営していた。私は尊敬してその背中を見つめていたのでショックだった。

 また数日前、私が今、最も注目している若手書店員さんからも辞めることにしたんですと打ち明けられたのだった。理由は、自分が大好きな雑誌を手伝うことにしたのだが、それは仕事をしながらでも出来たかもしれないけれど中途半端ではいけないと区切りを付けて引き返せない状況に自分を追い込んだそうだ。

 参った。
 私の前には「THE・中途半端!」という仕事ばかりである。

 本業の営業だ!と外に出るが、明日発売の『1Q84 book3』で書店さんはそれどころではないようであった。青山ブックセンター六本木店では、時計の針が16日を指した瞬間に売り出そうと、並ぶ場所や最後尾を伝えるプレートまで準備されていた。

 明日発売されるものはなんだ? ドラクエか?!

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