4月19日(月)
- 『世界紛争地図 角川SSC新書』
- 「世界情勢」探究会
- 角川SSコミュニケーションズ
- 821円(税込)
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- >> エルパカBOOKS
- 『地図にない国からのシュート-サッカー・パレスチナ代表の闘い-』
- 今 拓海
- 岩波書店
- 2,484円(税込)
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かかってくる電話、届くメールのほとんどで「本屋大賞を前にして忙しいと思いますが」と言われるのだが、本当に忙しいのである。
何が忙しいって、本屋大賞だけならもう6回もやっていて、実行委員で仕事を分担したり、ルーチンワーク化している部分もあるからどうにかなるのであるが、その仕事が日常の仕事にそのままのっかてくるもんだから、もはやプールで溺れているような状況で仕事をしている。しかもプレミアリーグは残り数試合と佳境を迎え、毎日1試合みないと追いつかない。
それでもひとつひとつやっていくしかないわけで、目に付いたものを反射処理していく。
そんななか、とある方から「杉江さんにぜひ読んでほしい」と薦められたのが、『世界紛争地図』「世界情勢」探求会著(角川SSC新書)である。
実は私もこの本を書店店頭で見かけたときに、手にとったのだが同名の本を持っていたような気がしてこれはその改訂版だろうと置いてしまったのであった。
あわてて週末に買いに行き読み出したのだが、これがもう世界中の紛争(高野秀行さんも旅したソマリランドやグルジア、イラク、イランなどなど)が、どこで、なぜ起こっているか、そして今どうなっているかを的確にわかりやすい文章で綴られた素晴らしい本だった。どんなに新聞の「国際面」を読んでも理解できなかったことが、あっという間にクリアになっていく。
それにしても人間というのは、富に溺れ、あるいは信じるものに狂い、こうやって争いを起こして行く生き物なのだ。ただ私はそうやって争う人達の気持ちがわかる。なぜなら駒場スタジアムや埼玉スタジアムを誰かに汚されたと思ったら戦いに行くだろうからだ。
しかしそんなスタジアムは争いの際にでた死者の置き場になったりするのだ。
以前読んだ『地図にない国からのシュート』今拓海(岩波書店)を読んで、私は涙を流したのであった。
何が忙しいって、本屋大賞だけならもう6回もやっていて、実行委員で仕事を分担したり、ルーチンワーク化している部分もあるからどうにかなるのであるが、その仕事が日常の仕事にそのままのっかてくるもんだから、もはやプールで溺れているような状況で仕事をしている。しかもプレミアリーグは残り数試合と佳境を迎え、毎日1試合みないと追いつかない。
それでもひとつひとつやっていくしかないわけで、目に付いたものを反射処理していく。
そんななか、とある方から「杉江さんにぜひ読んでほしい」と薦められたのが、『世界紛争地図』「世界情勢」探求会著(角川SSC新書)である。
実は私もこの本を書店店頭で見かけたときに、手にとったのだが同名の本を持っていたような気がしてこれはその改訂版だろうと置いてしまったのであった。
あわてて週末に買いに行き読み出したのだが、これがもう世界中の紛争(高野秀行さんも旅したソマリランドやグルジア、イラク、イランなどなど)が、どこで、なぜ起こっているか、そして今どうなっているかを的確にわかりやすい文章で綴られた素晴らしい本だった。どんなに新聞の「国際面」を読んでも理解できなかったことが、あっという間にクリアになっていく。
それにしても人間というのは、富に溺れ、あるいは信じるものに狂い、こうやって争いを起こして行く生き物なのだ。ただ私はそうやって争う人達の気持ちがわかる。なぜなら駒場スタジアムや埼玉スタジアムを誰かに汚されたと思ったら戦いに行くだろうからだ。
しかしそんなスタジアムは争いの際にでた死者の置き場になったりするのだ。
以前読んだ『地図にない国からのシュート』今拓海(岩波書店)を読んで、私は涙を流したのであった。