5月12日(水)
- 『八ヶ岳の食卓flavours from the forest―簡素でおいしいレシピ、美しく愛しい普通の一日 (カメブックス)』
- 萩尾 エリ子
- 西海出版
- 1,543円(税込)
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『放っておいても明日は来る』に登場願った、ダイエットが目的の末にタイでプロムエタイの選手になってしまった下関崇子さんの新刊が出た。『バンコク思い出ごはん』(平安工房)。そうなのである。下関さんは強いだけでなく、料理も得意で料理教室を開いているのだ。
私は匂いや酸味の強いタイ料理が苦手なのだが、何気なく読みだすとあまりに美味しそうで、しかも簡単に手に入る食材や代用できる材料も紹介されており、さっそく紹介されていたレシピ「じゃがいもとピーマン炒め」と「北タイソーセージ」を作ってみた。すると妻や娘から大好評。ありがたい、これで週末に安心して仙台へ浦和レッズを見に行けるというものだ。
それにしてもさすが下関さん。レシビの文章がこんなに面白い料理本もないのではなかろうか。なにせ「北タイソーセージ」のかたちを「男子小学生だったら、ぜったい『ウンコ!』と喜びそうな」と表現するのである。大笑いして読める料理本でもある。
営業はほとんど書店員さんに会えず大苦戦。
しかし八王子の有隣堂さんは良かった。
お店全体のフェアが「山」「森」「野菜」などと、どことなくリンクしていて面白い。もしや書店さんが、全ジャンルひとつのテーマでフェアをしたら面白いのではなかろうか。
ちなみに「野菜をつくる」のフェア台に並んでいた『八ヶ岳の食卓』萩尾エリ子(西海出版)は、文庫サイズのカワイイ本だったが「累計売上150冊突破!」のPOPが立っていた。すごい!