6月15日(火)
- 『神様のいない日本シリーズ』
- 田中 慎弥
- 文藝春秋
- 1,285円(税込)
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通勤読書は『実験』が気に入った田中慎弥の『神様のいない日本シリーズ 』(文藝春秋)。
豚殺しの祖父のことと女みたいな名前でイジメられひきこもってしまった息子に、壁越しで父親が家族の歴史を独白する異色な小説である。そこで歴史として語られる日本シリーズが、1986年の西武ライオンズの奇跡的大逆転のシリーズなのであるが、あれはもう歴史として語られるようになったのかと妙に感慨深いものを感じてしまった。学校の授業をサボって見ていたことが昨日のことのようなのに。
それはともかく、シリアスなはずなのに、父親の独白にどこか笑ってしまいそうになるのはなぜなんだろうか。
一日中、社内で仕事。
豚殺しの祖父のことと女みたいな名前でイジメられひきこもってしまった息子に、壁越しで父親が家族の歴史を独白する異色な小説である。そこで歴史として語られる日本シリーズが、1986年の西武ライオンズの奇跡的大逆転のシリーズなのであるが、あれはもう歴史として語られるようになったのかと妙に感慨深いものを感じてしまった。学校の授業をサボって見ていたことが昨日のことのようなのに。
それはともかく、シリアスなはずなのに、父親の独白にどこか笑ってしまいそうになるのはなぜなんだろうか。
一日中、社内で仕事。