« 前のページ | 次のページ »

6月21日(月)

哲学者とオオカミ―愛・死・幸福についてのレッスン
『哲学者とオオカミ―愛・死・幸福についてのレッスン』
マーク ローランズ
白水社
2,592円(税込)
商品を購入する
>> Amazon.co.jp
>> HonyaClub.com
>> エルパカBOOKS
土の文明史
『土の文明史』
デイビッド・モントゴメリー
築地書館
3,024円(税込)
商品を購入する
>> Amazon.co.jp
>> HonyaClub.com
>> エルパカBOOKS
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎
『銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎』
ジャレド ダイアモンド
草思社
2,052円(税込)
商品を購入する
>> Amazon.co.jp
>> HonyaClub.com
>> エルパカBOOKS
 ゴールデンウィーク以降のこの売上の悪さはいったい何が原因なのであろうか。

 給料日明けには回復するだろうと考えていたのだが、一向にその気配はなく、各書店さんで話題に出る前年比はとんでもない下落ぶりだ。面白そうな本が出ていない、ワールドカップのせい、天候不順などいろいろ原因はあるのだろが、やっぱり私も含めて世の中にお金がないのが主たる要因だろう。

 多くの書店さんで語られるのは一部の本だけ売れて、それ以外はさっぱりということである。この出版業界にも勝ち組負け組がハッキリする、社会の構図が現れているのだろうか。

 そんななかある取次店の人と話ていたのだが、マーク・ローランズ著『哲学者とオオカミ』(白水社)が「週刊ブックレビュー」で石川直樹さんが紹介して以来どどどっと売れており、いい本はやっぱり売れるんだという出版性善説は、回復傾向にあるのではないかと指摘されたのであった。

 そういえば名著の匂いをプンプンさせているデイビッド・モントゴメリー著『土の文明史』(築地書館)も売れており、そもそも朝日新聞のゼロ年代の50冊で1位に輝いたジャレド・ダイアモンド著『銃・病原菌・鉄 一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎』(草思社)も上下巻で4000円近いのにベストセラーになっているではないか。


★   ★   ★

 夜、小・中・高・専門学校の仲間達と上野で飲む。
 たまり場だった私の部屋に毎日来ていた連中だ。IMG_3662.JPG

 みんなで会うのは数年ぶりで、お互いのその変化(主に毛髪)に驚きつつ、なぜか最後は私がどんだけ嫌な奴かという話題になる。

 わがまま、根性なし、すぐ怒る、料理が下手などなど。どれも思い当たるふしがあり、もう笑うしかないのだが、笑っていると「何年か前だったら暴れて帰っていたな」とツッコまれる。

 確かにそうかもしれないが、もうなんかどうでもいいのである。

« 前のページ | 次のページ »