7月12日(月)
- 『小さな魚を巡る小さな自転車の釣り散歩』
- 葛島 一美
- つり人社
- 1,836円(税込)
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- 『本の雑誌 326号』
- 本の雑誌社
- 761円(税込)
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- 『活字と自活』
- 荻原 魚雷
- 本の雑誌社
- 1,728円(税込)
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『本の雑誌』8月特大号と『活字と自活』が搬入となる。
『活字と自活』に関しては「ちょい読み」ページを作成したので、ぜひ読んで欲しい。
月曜のせいか、ぐずついた天気のせいか、朝から気分がどんよりとしているのであった。
私は常に立ち止まらないようにしており、それは立ち止まって何か考え出した瞬間にすべてが終わってしまう気がするからだ。自分の何かに賢明にフタをして20歳以降生きてきたので、そのフタが再び開いてしまうのがとにかく恐いのだ。しかしこんなブルーな気分のときは、思わず自らそのフタを開けたくなってしまう。
どんな状態でも営業は続く。
日曜日に行われた荻原魚雷さんと向井透史さんの「西荻ブックマーク」のイベントで本を販売していただいた書店さんを訪問し、御礼。最近は本屋さんをやめて古本屋さんやカフェをやる人が多い、なんて話題になり「やっぱり新刊書店には未来を感じないのかな」と寂しげであった。私は、ぜんぶ一緒にしちゃえばいいんじゃないかと思っていたりする。
飲み会の前に30分だけ時間があったので、このブルーな気分を脱却するために本屋さんによる。こういうときは文芸書よりも、趣味の棚だと山岳や釣りの棚を徘徊し発見したのは『小さな魚を巡る小さな自転車の釣り散歩』葛島一美(つり人社)。折りたたみ自転車に乗って、タナゴやフナやクチボソを釣りに行く「釣輪具雑魚団」の顛末がカラー写真いっぱいで紹介されているのだが、これがもう読んでいるだけで一緒にそこらに竿をだしているような気分になれる素晴らしい本なのだ。ブルーな気分は一気にぶっ飛び、子どもの頃、釣りが大好きだった兄貴に連れて行かれたタナゴ釣りを思い出し、楽しい気分になっていくのであった。
飲み会の待ち合わせが、三省堂書店有楽町店だったのだが、お店を覗いたとある書店員さんが「いやあ久しぶりに触発されたよ。こういう当り前のことを当り前にやっている本屋さんってすごいよね。売れる本をきちんとわかりやすく置いて、そうじゃないものもしっかり棚にあって。そしてイベントスペースでは手ぬぐいとか面白いもの売ってる、ああ、いい本屋さんだなあ」と呟いていたのが印象に残る。
『活字と自活』に関しては「ちょい読み」ページを作成したので、ぜひ読んで欲しい。
月曜のせいか、ぐずついた天気のせいか、朝から気分がどんよりとしているのであった。
私は常に立ち止まらないようにしており、それは立ち止まって何か考え出した瞬間にすべてが終わってしまう気がするからだ。自分の何かに賢明にフタをして20歳以降生きてきたので、そのフタが再び開いてしまうのがとにかく恐いのだ。しかしこんなブルーな気分のときは、思わず自らそのフタを開けたくなってしまう。
どんな状態でも営業は続く。
日曜日に行われた荻原魚雷さんと向井透史さんの「西荻ブックマーク」のイベントで本を販売していただいた書店さんを訪問し、御礼。最近は本屋さんをやめて古本屋さんやカフェをやる人が多い、なんて話題になり「やっぱり新刊書店には未来を感じないのかな」と寂しげであった。私は、ぜんぶ一緒にしちゃえばいいんじゃないかと思っていたりする。
飲み会の前に30分だけ時間があったので、このブルーな気分を脱却するために本屋さんによる。こういうときは文芸書よりも、趣味の棚だと山岳や釣りの棚を徘徊し発見したのは『小さな魚を巡る小さな自転車の釣り散歩』葛島一美(つり人社)。折りたたみ自転車に乗って、タナゴやフナやクチボソを釣りに行く「釣輪具雑魚団」の顛末がカラー写真いっぱいで紹介されているのだが、これがもう読んでいるだけで一緒にそこらに竿をだしているような気分になれる素晴らしい本なのだ。ブルーな気分は一気にぶっ飛び、子どもの頃、釣りが大好きだった兄貴に連れて行かれたタナゴ釣りを思い出し、楽しい気分になっていくのであった。
飲み会の待ち合わせが、三省堂書店有楽町店だったのだが、お店を覗いたとある書店員さんが「いやあ久しぶりに触発されたよ。こういう当り前のことを当り前にやっている本屋さんってすごいよね。売れる本をきちんとわかりやすく置いて、そうじゃないものもしっかり棚にあって。そしてイベントスペースでは手ぬぐいとか面白いもの売ってる、ああ、いい本屋さんだなあ」と呟いていたのが印象に残る。