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7月16日(金)

放っておいても明日は来る― 就職しないで生きる9つの方法
『放っておいても明日は来る― 就職しないで生きる9つの方法』
高野 秀行,二村 聡,下関 崇子,井手 裕一,金澤 聖太,モモコモーション,黒田 信一,野々山 富雄,姜 炳赫
本の雑誌社
1,512円(税込)
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 最近やたらと靴を盗まれる夢を見るんだよ、と事務の浜田に話すと、パソコンで夢検索をしてくれ、「靴は社会的地位を現しているようですよ。杉江さん、偉くなりたいんじゃないですか」と指摘される。そうだよ、俺はいきなりお使いを頼まれるような社会的地位から脱出したいんだよ。

 紀伊國屋書店新宿本店さんへ『放っておいても明日は来る』を直納。先日まで行われていた「出版社営業・編集が選ぶおすすめ本リレー」で売上3位に輝いたので、そのご褒美に好きな本を1冊1ヶ月間平積みさせていただけることになったのである。

 実は1位だったらワゴン1台を1ヶ月間使えることができたそうで、そうなったら『放っておいても明日は来る』を多面積みし、世の中にアスクルフィーバーを起こすはずだったのであるが......。

 その『放っておいても明日は来る』に登場願った韓国の出版エージェント姜さんが来日されたので、高野さんと一緒に会いに行く。

 アスクルメンバーの人たちはやはりどこか思考回路が違うようで、「出版は仕事をたくさんいただいてうれしいんですが、なかなか儲からないので、もっと儲かりそうなもののエージェントをやろうかと思うんです」と言い出すので、えっなに?と高野さんと同時に訊き返すと「武器とか」と平然と言い放つのであった。

「欲しい国いっぱいあるのと思うし、金額が大きいから儲けも多いはず」

 そりゃそうだろうけれど、いやはや脳を揺さぶられる対談であった。

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