7月23日(金)
- 『俺俺』
- 星野 智幸
- 新潮社
- 1,728円(税込)
- >> Amazon.co.jp
- >> HonyaClub.com
- >> エルパカBOOKS
通勤読書は『俺俺』星野智幸(新潮社)の再読。
どうしてつい最近読んだ本なのに、読み直しているかというと、7/18の朝日新聞書評欄での中島岳志さんの書評があまりに素晴らしかったからだ。
そういえば保坂和志さんが『四十日と四十夜のメルヘン』青木淳悟(新潮文庫)の解説で「小説というのは音楽と同じで一読すればわかるようなものでなく、『このおもしろさはどこからくるんだろう?』と考えながらもう一度読んだり、読まなくてもそのひっかかりをいつまでも持ち続けることによって、おもしろさを発見する。というか、いままで自分が知らなかったおもしろさに向かって、思考が開かれる。ということは思考の様態が変わる。」と書いているが、私のとって『俺俺』はまさにそういう小説になるだろう。
★ ★ ★
暴力的な暑さの続く中、真面目に営業をし、笹塚駅へ無事到着。
「プシー。ベースキャンプ応答願います」
「プシー。はい、こちらベースキャンプ」
「ただいま無事本日目標だったすべての書店へのアタックを終了し下山します」
「プシー。登頂おめでとうございます! 無事の帰還キンキンに冷やしたビールとともにお待ちしております。」
「プシー。了解しました。あと少し頑張ります」
しかし炎の営業が会社の扉を開けることはなかった。
10号通り商店街に捜査隊を派遣するがいまだ見つからず。
★ ★ ★
夜、気付いたら140Bの青木さんと飲んでいた。
どうしてつい最近読んだ本なのに、読み直しているかというと、7/18の朝日新聞書評欄での中島岳志さんの書評があまりに素晴らしかったからだ。
そういえば保坂和志さんが『四十日と四十夜のメルヘン』青木淳悟(新潮文庫)の解説で「小説というのは音楽と同じで一読すればわかるようなものでなく、『このおもしろさはどこからくるんだろう?』と考えながらもう一度読んだり、読まなくてもそのひっかかりをいつまでも持ち続けることによって、おもしろさを発見する。というか、いままで自分が知らなかったおもしろさに向かって、思考が開かれる。ということは思考の様態が変わる。」と書いているが、私のとって『俺俺』はまさにそういう小説になるだろう。
★ ★ ★
暴力的な暑さの続く中、真面目に営業をし、笹塚駅へ無事到着。
「プシー。ベースキャンプ応答願います」
「プシー。はい、こちらベースキャンプ」
「ただいま無事本日目標だったすべての書店へのアタックを終了し下山します」
「プシー。登頂おめでとうございます! 無事の帰還キンキンに冷やしたビールとともにお待ちしております。」
「プシー。了解しました。あと少し頑張ります」
しかし炎の営業が会社の扉を開けることはなかった。
10号通り商店街に捜査隊を派遣するがいまだ見つからず。
★ ★ ★
夜、気付いたら140Bの青木さんと飲んでいた。