7月28日(水)
- 『ふがいない僕は空を見た』
- 窪 美澄
- 新潮社
- 1,512円(税込)
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- 『スットコランド日記 深煎り』
- 宮田 珠己
- 本の雑誌社
- 1,836円(税込)
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「俺、今日、メシいらないから」
朝、妻にいうと、お泊り保育で泣かずに帰ってきた息子も口を揃える。
「僕、今日、虫いらないから」
★ ★ ★
書評家の東えりかさんから「掛け値なしの傑作だから絶対読んで!」と教えられたのが、第8回R-18文学賞大賞受賞作『ふがいない僕は空を見た』窪美澄(新潮社)。
いきなりコスプレ好きの主婦とやりまくる高校生が出てきてビックリしたのだが、読み進んでいるとその人間として綺麗事ではすまない欲望と、それを踏みしめても人を愛する気持ちというか、人間の負の部分を受け入れて、なお生きるということを肯定する物語に感動し、気づいたら何度も涙が溢れていた。
これはR-18文学賞の選考委員である唯川恵、山本文緒、角田光代の誰かの作品が好きな人なら絶対気に入る小説だろうし、それどころか今年度ベスト級の1冊だ。それにしても、末恐ろしい新人が現れたものだ。ゆっくりといいものを描き続けて欲しい。
★ ★ ★
8月の新刊『スットコランド日記 深煎り』宮田珠己著の見本が出来上がってくる。
担当編集としてこみ上げて来るものがあるが、担当営業としてはこれからなのであった。
朝、妻にいうと、お泊り保育で泣かずに帰ってきた息子も口を揃える。
「僕、今日、虫いらないから」
★ ★ ★
書評家の東えりかさんから「掛け値なしの傑作だから絶対読んで!」と教えられたのが、第8回R-18文学賞大賞受賞作『ふがいない僕は空を見た』窪美澄(新潮社)。
いきなりコスプレ好きの主婦とやりまくる高校生が出てきてビックリしたのだが、読み進んでいるとその人間として綺麗事ではすまない欲望と、それを踏みしめても人を愛する気持ちというか、人間の負の部分を受け入れて、なお生きるということを肯定する物語に感動し、気づいたら何度も涙が溢れていた。
これはR-18文学賞の選考委員である唯川恵、山本文緒、角田光代の誰かの作品が好きな人なら絶対気に入る小説だろうし、それどころか今年度ベスト級の1冊だ。それにしても、末恐ろしい新人が現れたものだ。ゆっくりといいものを描き続けて欲しい。
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8月の新刊『スットコランド日記 深煎り』宮田珠己著の見本が出来上がってくる。
担当編集としてこみ上げて来るものがあるが、担当営業としてはこれからなのであった。