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8月4日(水)

高峰秀子の流儀
『高峰秀子の流儀』
斎藤 明美
新潮社
1,728円(税込)
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母~オモニ
『母~オモニ』
姜 尚中
集英社
1,296円(税込)
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終わらざる夏 上
『終わらざる夏 上』
浅田 次郎
集英社
1,836円(税込)
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 相変わらず合宿ボケのなか、千葉方面を営業。

 七月下旬からだいぶ回復傾向にあるらしく、船橋のA書店では特に年齢層の高いお客さんに合う本が調子いいらしい。『高峰秀子の流儀』斎藤明美(新潮社)や『母 オモニ』 姜尚中(集英社)、『終わらざる夏』浅田次郎(集英社)が売れているとか。

 以前から考えていたのだが、今現在本を作っている世代というのはおそらく3、40代が中心だろう。本を作るというのは自分の価値観がかなり入り込む作業だから、そこから出て来る本も当然それらの世代に合う本になる。

 しかし実はその世代こそが一番本を読まない世代で、このミスマッチを解消する必要があるのではなかろうか。要するに5、60代あるいはそれ以上の人たちに向けて本を作った方がいいんじゃないか。

 それとまた似たような話なのであるが、Yさん曰く「書店の現場って今女性がほとんどでしょう。そうするとやっぱり棚(品揃え)が女性向きになっちゃうの。女性にはわからない分野の本はどんどん棚から外れちゃうっていうか」と店作りの性差の問題を話されるのであった。

 なるほどと思ったのは、私が好きな本屋さん、例えばブックスアイにしても、山下書店にしてもどちらも担当が男性だった。

「だから◯◯や◯◯のジャンルの本はぜんぜん分からないのよ」とYさんは話しを続けるのであるが、それならば男性である私がそれらの本の必読書というか面白本をピックアップしてリスト化したら重宝されるのではなかろうか。ちょうど指摘されたジャンルが私の好きな分野だったのでできるかもしれない。むむむ。


※「炎の営業日誌」10周年まであと20日

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