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8月16日(月)

 もはやこの世とも思えない暑さのなか、営業に出かけるがやはり無謀だったようだ。

 3時過ぎ、とある書店さんを出たところで、猛烈な頭痛とめまいに襲われる。
 あわてて駅のベンチに座り込むが、いっこうに治まる気配はない。毎日外に出ている俺が、熱中症?

 信じられないが、身の危険を感じ、ベンチの隣にあった自動販売機で買ったポカリスエットをノドに流し込む。そして来た電車に乗り込む。

 本日の営業予定がすっかり狂ってしまう。参った。

 参ったといえば、今後のスケジュールを見ると8月中に夏休みが取れそうにない。私は別にいいのだが、子どものことを考えると痛い頭がいちだんと痛くなる。娘は小学4年生で、もしかすると来年はもう口をきいてくれないかもしれない。一緒に海にも行ってくれないかもしれない。いっけん永遠に感じる子育ても、実はその日その日の限られた時間のなかにあるものだ。

 淋しい夏だが、私は娘の愛情を信じている。


※「炎の営業日誌」10周年まであと8日

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