11月22日(月)
- 『民宿雪国』
- 樋口 毅宏
- 祥伝社
- 1,512円(税込)
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朝イチで、「本の雑誌」と先日刊行したばかりの『定食と文学』今柊二の追加注文が入り、すぐさま直納に向かう。
何も取次店があるんだから持っていかなくてもいいじゃないですかという声が、主に年末業務で忙しい事務の浜田から聞こえてきそうだが、好きなんだから仕方ない。重い荷物を軽い気持ちで背負って町を走る。
『定食と文学』を届けたのは神保町の東京堂書店さんで、もう間もなく引退される店長のSさんにお渡しすると、「あっ、もう売れて在庫が減っちゃったから平台外しちゃったよ」と冗談を言われる。思い起こせば東京堂書店さんに納品するたびにこういうやりとりをしていたのだが、それがなくなると思うと淋しい気持ちでいっぱいだ。
その後、東京駅の八重洲ブックセンターさんを訪問し、担当のUさんと本のはなし。
「杉江さん! 佐藤多佳子さんの『第二音楽室』もいいけど、12月にでる長編『聖夜』はもっといいんですよ!」
「えっ! ゲラで読まれたんですか?」
「いや雑誌で読んで感動したんですよ」
文芸誌をきちんと読んでいる人には勝てない。
そのUさんからは、1月刊行の奥田英朗の新作と12月刊の樋口毅宏『民宿雪国』(祥伝社)を薦められる。
9月頃から新刊が大量に出ており、読んでも読んでもまるで追いつかない。参った。
何も取次店があるんだから持っていかなくてもいいじゃないですかという声が、主に年末業務で忙しい事務の浜田から聞こえてきそうだが、好きなんだから仕方ない。重い荷物を軽い気持ちで背負って町を走る。
『定食と文学』を届けたのは神保町の東京堂書店さんで、もう間もなく引退される店長のSさんにお渡しすると、「あっ、もう売れて在庫が減っちゃったから平台外しちゃったよ」と冗談を言われる。思い起こせば東京堂書店さんに納品するたびにこういうやりとりをしていたのだが、それがなくなると思うと淋しい気持ちでいっぱいだ。
その後、東京駅の八重洲ブックセンターさんを訪問し、担当のUさんと本のはなし。
「杉江さん! 佐藤多佳子さんの『第二音楽室』もいいけど、12月にでる長編『聖夜』はもっといいんですよ!」
「えっ! ゲラで読まれたんですか?」
「いや雑誌で読んで感動したんですよ」
文芸誌をきちんと読んでいる人には勝てない。
そのUさんからは、1月刊行の奥田英朗の新作と12月刊の樋口毅宏『民宿雪国』(祥伝社)を薦められる。
9月頃から新刊が大量に出ており、読んでも読んでもまるで追いつかない。参った。