1月21日(金)
- 『苦役列車』
- 西村 賢太
- 新潮社
- 1,296円(税込)
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- 『暗渠の宿 (新潮文庫)』
- 西村 賢太
- 新潮社
- 432円(税込)
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- 『どうで死ぬ身の一踊り (講談社文庫)』
- 西村 賢太
- 講談社
- 566円(税込)
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- 『二度はゆけぬ町の地図 (角川文庫)』
- 西村 賢太
- 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 473円(税込)
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- 『小銭をかぞえる』
- 西村 賢太
- 文藝春秋
- 1,697円(税込)
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- 『人もいない春』
- 西村 賢太
- 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 1,728円(税込)
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- 『瘡瘢旅行』
- 西村 賢太
- 講談社
- 1,575円(税込)
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家のパソコンをごちょごちょやっていたら、いつぞや作った西村賢太さんの単行本収録作品をその書かれている年代ごとに並べたリストがでてきたので、芥川賞受賞記念&これから西村賢太さんの作品を読むひとのために少しでも役立てばということで、ここに掲載します。
ちなみに『苦役列車』で描かれる友人は、『小銭かぞえる』で山志名という名でその後の人生が描かれているのでこちらも合わせて読まれることをオススメ。
【十代】
「潰走」(『二度はゆけぬ町の地図』収録)
主人公:貫太(十六歳)
雑司ヶ谷のアパートの老家主との戦い
「貧窶の沼」(『二度はゆけぬ町の地図』収録)
主人公:貫太(十七歳)
彼女:佐久間悠美江
酒屋でバイト。店主と揉め、女ともケンカする
「人もいない春」(『人もいない春』収録)
主人公:貫太
製本所で働くが自分だけ契約延長してもらえず、夜、鴬谷へ飲みに行き、帰路タクシーの運転手とケンカ。
「腋臭風呂」(『二度はゆけぬ町の地図』収録)
主人公:私(十八歳)
住居:飯田橋
銭湯でものすごく腋臭臭い男と出会う。そして二十年後もの凄く臭いホテトルの女と出会う。
【二十代】
「春は青いバスに乗って」(『二度はゆけぬ町の地図』収録)
主人公:私
居酒屋で働いていたが、先輩の遠井と大ケンカ。その際、止めに入った警官を殴り、公務執行妨害の疑いで、留置所に。
「二十三夜」(『人もいない春』収録)
主人公:貫太(二七歳?)
通い慣れた古書店に配達に来た喫茶店の女の子に入れあげる。
【三十代】(同居する女(秋恵)と出会う前)
「けがれなき酒のへど」(『暗渠の宿』収録)
主人公:私
ソープ嬢・恵理に貢いで騙される。苦しい暮らし。
「墓前生活」(『どうで死ぬ身の一踊り』収録)
主人公:私
藤澤清造の菩提寺で、墓標を見つける。
【三十代】(女(秋恵)と同居後)
「暗渠の宿」(『暗渠の宿』収録)
主人公:私
女が出来、部屋を探し、同居を始める。古書店の棚で他の客と揉める。そのときの女の行動に頭に来る。
「焼却炉行き赤ん坊」(『小銭をかぞえる』収録)
主人公:私
同居した女が子どもを欲しがり、それを拒絶すると犬のぬいぐるみを溺愛し出す。最後はぶちぎれぬいぐるみに報復。
「小銭かぞえる」(『小銭をかぞえる』収録)
主人公:私
藤澤清造全集制作のお金に困り、旧友山志名に無心しにいくか散々な目に会い、同居する女の実家に泣きつく。結果金の話で女と大揉め。
「乞食の糧途」(『人もいない春』収録)
主人公:貫太
女:秋恵
秋恵が職場で嫌なことがあり、貫太も若かりし頃働いていた運転助手のあるシーンを思い出す。晩飯で揉めるが、貫太はぐっと堪える。
「赤い脳漿」(『人もいない春』収録)
主人公:貫太
女:秋恵
美味しい中華料理屋を見つけ、秋恵に食べさせようとするが、麻婆豆腐が嫌いなことを知る。時を同じくして秋恵の幼少時代のアルバムを見てインポになる。無理矢理麻婆豆腐を食べさせようとし、S的快楽に気づく。
「昼寝」(『人もいない春』収録)
主人公:貫太
女:秋恵
二人が風邪を引き、なんと仲が良くなる!!
「どうで死ぬ身の一踊り」(『どうで死ぬ身の一踊り』収録)
主人公:私
清造忌をするが、帰ってきたところで女と揉め、女が出て行く。
「膿汁の流れ」(『瘡瘢旅行』収録)
主人公:貫太
女:秋恵
祖母の入院で実家に帰る秋恵。その間に貫太は遊びまくる。
「廃疾かかえて」(『瘡瘢旅行』収録)
主人公:貫太
女:秋恵
秋恵が友達の久美子からお金を無心される。
「瘡瘢旅行」(『瘡瘢旅行』収録)
主人公:私
酒屋の配達女子にかけた言葉をセクハラだと女に罵られ、ケンカする。仲直りのつもりで岐阜の古書店へ一緒に旅に出るが、そのころすでに女には別の男の陰が。
「一夜」(『どうで死ぬ身の一踊り』収録)
主人公:私
「根津権現裏」の額装ができ嬉しさのあまり女にカニなどを買って帰るが、女は気に入らず。その夜、女が全集の校正に間違いばかりするので叱るとケンカへ。女は出て行き、十条の男のもとへ。
※「悪夢」(『人もいない春』収録)恐怖のネズミによる逆襲劇。唯一、私小説でない。
ちなみに『苦役列車』で描かれる友人は、『小銭かぞえる』で山志名という名でその後の人生が描かれているのでこちらも合わせて読まれることをオススメ。
【十代】
「潰走」(『二度はゆけぬ町の地図』収録)
主人公:貫太(十六歳)
雑司ヶ谷のアパートの老家主との戦い
「貧窶の沼」(『二度はゆけぬ町の地図』収録)
主人公:貫太(十七歳)
彼女:佐久間悠美江
酒屋でバイト。店主と揉め、女ともケンカする
「人もいない春」(『人もいない春』収録)
主人公:貫太
製本所で働くが自分だけ契約延長してもらえず、夜、鴬谷へ飲みに行き、帰路タクシーの運転手とケンカ。
「腋臭風呂」(『二度はゆけぬ町の地図』収録)
主人公:私(十八歳)
住居:飯田橋
銭湯でものすごく腋臭臭い男と出会う。そして二十年後もの凄く臭いホテトルの女と出会う。
【二十代】
「春は青いバスに乗って」(『二度はゆけぬ町の地図』収録)
主人公:私
居酒屋で働いていたが、先輩の遠井と大ケンカ。その際、止めに入った警官を殴り、公務執行妨害の疑いで、留置所に。
「二十三夜」(『人もいない春』収録)
主人公:貫太(二七歳?)
通い慣れた古書店に配達に来た喫茶店の女の子に入れあげる。
【三十代】(同居する女(秋恵)と出会う前)
「けがれなき酒のへど」(『暗渠の宿』収録)
主人公:私
ソープ嬢・恵理に貢いで騙される。苦しい暮らし。
「墓前生活」(『どうで死ぬ身の一踊り』収録)
主人公:私
藤澤清造の菩提寺で、墓標を見つける。
【三十代】(女(秋恵)と同居後)
「暗渠の宿」(『暗渠の宿』収録)
主人公:私
女が出来、部屋を探し、同居を始める。古書店の棚で他の客と揉める。そのときの女の行動に頭に来る。
「焼却炉行き赤ん坊」(『小銭をかぞえる』収録)
主人公:私
同居した女が子どもを欲しがり、それを拒絶すると犬のぬいぐるみを溺愛し出す。最後はぶちぎれぬいぐるみに報復。
「小銭かぞえる」(『小銭をかぞえる』収録)
主人公:私
藤澤清造全集制作のお金に困り、旧友山志名に無心しにいくか散々な目に会い、同居する女の実家に泣きつく。結果金の話で女と大揉め。
「乞食の糧途」(『人もいない春』収録)
主人公:貫太
女:秋恵
秋恵が職場で嫌なことがあり、貫太も若かりし頃働いていた運転助手のあるシーンを思い出す。晩飯で揉めるが、貫太はぐっと堪える。
「赤い脳漿」(『人もいない春』収録)
主人公:貫太
女:秋恵
美味しい中華料理屋を見つけ、秋恵に食べさせようとするが、麻婆豆腐が嫌いなことを知る。時を同じくして秋恵の幼少時代のアルバムを見てインポになる。無理矢理麻婆豆腐を食べさせようとし、S的快楽に気づく。
「昼寝」(『人もいない春』収録)
主人公:貫太
女:秋恵
二人が風邪を引き、なんと仲が良くなる!!
「どうで死ぬ身の一踊り」(『どうで死ぬ身の一踊り』収録)
主人公:私
清造忌をするが、帰ってきたところで女と揉め、女が出て行く。
「膿汁の流れ」(『瘡瘢旅行』収録)
主人公:貫太
女:秋恵
祖母の入院で実家に帰る秋恵。その間に貫太は遊びまくる。
「廃疾かかえて」(『瘡瘢旅行』収録)
主人公:貫太
女:秋恵
秋恵が友達の久美子からお金を無心される。
「瘡瘢旅行」(『瘡瘢旅行』収録)
主人公:私
酒屋の配達女子にかけた言葉をセクハラだと女に罵られ、ケンカする。仲直りのつもりで岐阜の古書店へ一緒に旅に出るが、そのころすでに女には別の男の陰が。
「一夜」(『どうで死ぬ身の一踊り』収録)
主人公:私
「根津権現裏」の額装ができ嬉しさのあまり女にカニなどを買って帰るが、女は気に入らず。その夜、女が全集の校正に間違いばかりするので叱るとケンカへ。女は出て行き、十条の男のもとへ。
※「悪夢」(『人もいない春』収録)恐怖のネズミによる逆襲劇。唯一、私小説でない。