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2月7日(月)

『だいたい四国八十八ヶ所』を直納しに、八重洲ブックセンターさんへ。

 仕入れのある地下2階へ降りて行く階段を、20年前の私は、毎日何度も上り下りしていた。

 当時私は、こちらのお店でアルバイトしていたのだが、毎日失敗ばかりで、フロアー長はじめ社員の方々にバックヤードに呼び出され叱られていた。仕事というものは真剣に取り組むものだと教えてくれた大切な場所であり、時代だった。そして本というものはそうやって向い合っても尚、越えられないような大きな存在だと教えてもらった。

 その階段を、自分が作った本の追加納品で下りていく。
 誇らしいような、随分と時が経ったことを実感したのであった。

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