5月10日(火)
- 『本の雑誌336号』
- 本の雑誌社
- 700円(税込)
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- 『おらんだ正月 (冨山房百科文庫 20)』
- 森 銑三
- 冨山房
- 1,296円(税込)
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「本の雑誌」6月号搬入。
なぜかよくわからないけど新潮社の特集で、出版社が他の出版社の特集をするという前代未聞の出来事ではなかろうか。
事務の浜田に「一緒に新潮社の前に売りに行こう」と誘うが、「恥ずかしいからイヤ」と断られてしまう。酒を飲んで逆立ちしたり、瓶ビールの王冠を歯でこじ開けたりするくせに、まだ羞恥心が残っていたのだ。
仕方なくひとり矢来町に行って、押し売り......のはずが、あまりに暑いので通常営業す。
リニューアルされた東京堂書店ふくろう店では、冨山房百科文庫が面陳されており、担当のKさんに話を伺うと森銑三『おらんだ正月』などたいそう売れているそうだ。それにしても訪問するたびに、そこかしこに手を入れた形跡があり、こんな本があったのかと毎度驚かされる。流水書房青山店とともに、この2店が、今、私の大好きな本屋さんだ。
6月の新刊、草森紳一『記憶のちぎれ雲』を案内すると「うわっ」と言って、大きな数字を注文いただく。直で仕入れた『草森紳一が、いた。』もたいそう売れているそうで、その後訪問した渋谷の書店さんでは、草森さんの本が出るだけでもうれしいと書店員さんに涙目になられてしまった。新刊チラシで泣かれたのは初めてのことだ。
編集部の宮里は、いい本を作る。
なぜかよくわからないけど新潮社の特集で、出版社が他の出版社の特集をするという前代未聞の出来事ではなかろうか。
事務の浜田に「一緒に新潮社の前に売りに行こう」と誘うが、「恥ずかしいからイヤ」と断られてしまう。酒を飲んで逆立ちしたり、瓶ビールの王冠を歯でこじ開けたりするくせに、まだ羞恥心が残っていたのだ。
仕方なくひとり矢来町に行って、押し売り......のはずが、あまりに暑いので通常営業す。
リニューアルされた東京堂書店ふくろう店では、冨山房百科文庫が面陳されており、担当のKさんに話を伺うと森銑三『おらんだ正月』などたいそう売れているそうだ。それにしても訪問するたびに、そこかしこに手を入れた形跡があり、こんな本があったのかと毎度驚かされる。流水書房青山店とともに、この2店が、今、私の大好きな本屋さんだ。
6月の新刊、草森紳一『記憶のちぎれ雲』を案内すると「うわっ」と言って、大きな数字を注文いただく。直で仕入れた『草森紳一が、いた。』もたいそう売れているそうで、その後訪問した渋谷の書店さんでは、草森さんの本が出るだけでもうれしいと書店員さんに涙目になられてしまった。新刊チラシで泣かれたのは初めてのことだ。
編集部の宮里は、いい本を作る。