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6月15日(水)

 毎号編集部が必死に作っている「本の雑誌」がとても面白いので、ここはしっかり販促したいと書店の雑誌売場の人と、どうしたら雑誌が売れるか話し合う。

 付録に関してはもはやその勢いが衰えており、しかも付録をつけてもその号だけ売れ、次の号には元の木阿弥、雑誌の固定ファンが増えるにはまったく役に立たないとか。もちろん「本の雑誌」に付録を付けようなんて考えたこともないのだが、なるほどやっぱり本誌自体で勝負しなければならないというわけだ。

 不思議なもので情報化社会というかネット時代になって、「面白い」とか「つまらない」という情報はTwitterやブログを通じて一気に広がっていくのだが、そこから売れる(買われる)という反応が出るまではマスコミと違って、時間がかかる。クチコミがある大きさになるまで、なかなか動き出さない印象を受ける。ということは雑誌という1ヶ月や1週間で次の号がでるものには、なかなかクチコミの効果が期待できないのではなかろうか。

 ある書店さんでは「暮しの手帖」がここのところ調子が良いと言われた。それは編集長である松浦弥太郎さんの影響力だろうか。うーむ、浜本茂=松浦弥太郎化。どう考えても無理な気がするし、なっても困る。

 雑誌の販促はしばらく宿題。

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