6月30日(木)
- 『絵でみる 江戸の町とくらし図鑑』
- 廣済堂出版
- 1,512円(税込)
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- 『日本のお守り-神さまとご利益がわかる』
- 池田書店
- 1,620円(税込)
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- 『なずな』
- 堀江 敏幸
- 集英社
- 1,944円(税込)
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- 『上林暁傑作小説集『星を撒いた街』』
- 上林 暁
- 夏葉社
- 2,376円(税込)
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暑さによる疲労はボディブローのように効いてきて、水曜日の午後あたりから膝が上がらなくなる。また次のお店に向かうために乗車した電車やバスでは、クーラーから吹き出す心地よい冷気に当たるとあっという間に寝てしまう。
本日も「六本木駅前」から乗車したバスで寝てしまい、はっと顔をあげたら降りるべき停留所「青山学院前」だった。突然降りだした雨のなか、小走りで青山ブックセンターに駆け込み、担当のTさんとお話。
するとちょうど話題にあがっていた、ただいま大注目のひとり出版社・夏葉社の島田潤一郎さんが現われる。
「本の雑誌」2011年4月号でご登場いただいていたが、私は初対面だったので名刺交換。島田さんは「いやあ杉江さんがこんな優しそうな方だったとは。ブログを読んでいると......」と第一印象を語りだす。
よく言われることなのだが、どうもこの日記は偉そうらしく、私は190センチを超える大男のうえ、マッチョで格闘家らしいのだ。
その実態は宮田珠己氏に「自他ともに認める根っからの営業体質で、絶えず誰かにウソくさい話をしていないと衰弱して死んでしまうと」書かれているような口先だけの営業マンであり、また『おやじがき』(にんげん出版)など人間観察鋭い内澤旬子氏曰く「ミシマ社の三島さんは根っからのいい人だけど杉江さんは顔が邪悪だから」らしい。
ひとつ言えるのは、私はピカピカに磨きあげられた鏡のような人間で、私に優しさをみた人は自身も優しく、邪悪をみた人は心の奥底に邪悪をかっているのであろう。
いやそんなことはどうでもよく公表している日記が悪印象を与えているのは、営業として問題なのではなかろうか。それもこれも「炎」なんてタイトルを付けているのと一人称「私」や文体の影響だろう。というわけで本日からタイトルを冷やし、文体も今やダントツ人気のオネエ風でいくことにした。
★ ★ ★
疲れるのよ、真夏の営業って。でも社長は働けっていうし、仕方なく外に出るんだけど、こう暑くちゃガリガリ君は売れてもなかなか本は売れないわけ。売れなきゃ注文取れないし、最悪よ、最悪。
仕方ないから自分で本を買おうと思って帰りに新宿のブックファーストに寄ったの。リニューアルでちょっとコンパクトになってるんだけど使い勝手はよくなったわよね。買ったのはこの3冊よ。
『絵でみる江戸の町とくらし図鑑』江戸人文研究会編、善養寺ススム【イラスト】(廣済堂出版)
『日本のお守り』畑野栄三(池田書店)
『なずな』堀江敏幸(集英社)
こう暑いとね、文章を読む気力がなくなっちゃうのよ。だからもうパラパラ見て素敵な本を2冊選んだの。
『絵でみる江戸の町とくらし図鑑』は、そのタイトルどおり、江戸の町や暮らしのをカラーイラスト満載で紹介されている本なんだけど、これがめっちゃカワイイイラストで、しかも詳細なのよ。見ているだけでワクワクしてくるような本で、図鑑って言っても新書サイズだから、時代小説を読みながらペラペラするのにちょうどいいのよね。そういえば最近図鑑がきてない?
それとね、もう1冊見た瞬間にキュンと来たのが『日本のお守り』。日本中のお守りが写真と文章で紹介されているんだけど、その写真がね、誰だと思う? 浅田政志と石川直樹なのよ。これはもう買うっきゃないでしょう。
ただね、副題の「神さまとご利益がわかる」は邪魔よね。そうでもしないと営業会議を通らなかったのかもしれないけど、これはもう『日本のお守り』だけで十分だし、民俗学の本としても立派よ。そうそうブックファーストもきちんと民族学の棚に並んでいたわよ。偉いわね。
でもねもっと偉かったのは昨日行ったリブロ吉祥寺店で、これ多面展開してしかも「写真は浅田政志と石川直樹!」ってPOPも立っていたのよ。それを見なかったら私は本の存在も、写真の謂れもわからなかったもの。えっ? だったらリブロ吉祥寺店で買えって? だって昨日は給料日前でお金なかったんだから仕方ないじゃない。
それと最後のね『なずな』は、そのリブロ吉祥寺店のYさんから「今年一番!」ってお薦めされたの。アタシとYさんはものすごく読書の趣味が合うから信頼しているのよ。どこかで誰かが「イクメン小説」なんて安易な言葉で紹介していたから、絶対読まない!と思ったけど、Yさんが言うなら買いよね。
今日はね、「南極しろくま」と「ガリガリ君梨味」食べたわ。じゃあまた来てね。待ってるわよ。
★ ★ ★
ちなみに夏葉社の新刊は、上林曉傑作小説集『星を撒いた街』だ。
本日も「六本木駅前」から乗車したバスで寝てしまい、はっと顔をあげたら降りるべき停留所「青山学院前」だった。突然降りだした雨のなか、小走りで青山ブックセンターに駆け込み、担当のTさんとお話。
するとちょうど話題にあがっていた、ただいま大注目のひとり出版社・夏葉社の島田潤一郎さんが現われる。
「本の雑誌」2011年4月号でご登場いただいていたが、私は初対面だったので名刺交換。島田さんは「いやあ杉江さんがこんな優しそうな方だったとは。ブログを読んでいると......」と第一印象を語りだす。
よく言われることなのだが、どうもこの日記は偉そうらしく、私は190センチを超える大男のうえ、マッチョで格闘家らしいのだ。
その実態は宮田珠己氏に「自他ともに認める根っからの営業体質で、絶えず誰かにウソくさい話をしていないと衰弱して死んでしまうと」書かれているような口先だけの営業マンであり、また『おやじがき』(にんげん出版)など人間観察鋭い内澤旬子氏曰く「ミシマ社の三島さんは根っからのいい人だけど杉江さんは顔が邪悪だから」らしい。
ひとつ言えるのは、私はピカピカに磨きあげられた鏡のような人間で、私に優しさをみた人は自身も優しく、邪悪をみた人は心の奥底に邪悪をかっているのであろう。
いやそんなことはどうでもよく公表している日記が悪印象を与えているのは、営業として問題なのではなかろうか。それもこれも「炎」なんてタイトルを付けているのと一人称「私」や文体の影響だろう。というわけで本日からタイトルを冷やし、文体も今やダントツ人気のオネエ風でいくことにした。
★ ★ ★
疲れるのよ、真夏の営業って。でも社長は働けっていうし、仕方なく外に出るんだけど、こう暑くちゃガリガリ君は売れてもなかなか本は売れないわけ。売れなきゃ注文取れないし、最悪よ、最悪。
仕方ないから自分で本を買おうと思って帰りに新宿のブックファーストに寄ったの。リニューアルでちょっとコンパクトになってるんだけど使い勝手はよくなったわよね。買ったのはこの3冊よ。
『絵でみる江戸の町とくらし図鑑』江戸人文研究会編、善養寺ススム【イラスト】(廣済堂出版)
『日本のお守り』畑野栄三(池田書店)
『なずな』堀江敏幸(集英社)
こう暑いとね、文章を読む気力がなくなっちゃうのよ。だからもうパラパラ見て素敵な本を2冊選んだの。
『絵でみる江戸の町とくらし図鑑』は、そのタイトルどおり、江戸の町や暮らしのをカラーイラスト満載で紹介されている本なんだけど、これがめっちゃカワイイイラストで、しかも詳細なのよ。見ているだけでワクワクしてくるような本で、図鑑って言っても新書サイズだから、時代小説を読みながらペラペラするのにちょうどいいのよね。そういえば最近図鑑がきてない?
それとね、もう1冊見た瞬間にキュンと来たのが『日本のお守り』。日本中のお守りが写真と文章で紹介されているんだけど、その写真がね、誰だと思う? 浅田政志と石川直樹なのよ。これはもう買うっきゃないでしょう。
ただね、副題の「神さまとご利益がわかる」は邪魔よね。そうでもしないと営業会議を通らなかったのかもしれないけど、これはもう『日本のお守り』だけで十分だし、民俗学の本としても立派よ。そうそうブックファーストもきちんと民族学の棚に並んでいたわよ。偉いわね。
でもねもっと偉かったのは昨日行ったリブロ吉祥寺店で、これ多面展開してしかも「写真は浅田政志と石川直樹!」ってPOPも立っていたのよ。それを見なかったら私は本の存在も、写真の謂れもわからなかったもの。えっ? だったらリブロ吉祥寺店で買えって? だって昨日は給料日前でお金なかったんだから仕方ないじゃない。
それと最後のね『なずな』は、そのリブロ吉祥寺店のYさんから「今年一番!」ってお薦めされたの。アタシとYさんはものすごく読書の趣味が合うから信頼しているのよ。どこかで誰かが「イクメン小説」なんて安易な言葉で紹介していたから、絶対読まない!と思ったけど、Yさんが言うなら買いよね。
今日はね、「南極しろくま」と「ガリガリ君梨味」食べたわ。じゃあまた来てね。待ってるわよ。
★ ★ ★
ちなみに夏葉社の新刊は、上林曉傑作小説集『星を撒いた街』だ。