7月4日(月)
- 『我が家の問題』
- 奥田 英朗
- 集英社
- 1,512円(税込)
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- 『家日和 (集英社文庫)』
- 奥田 英朗
- 集英社
- 514円(税込)
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- 『サッカーボーイズ 14歳 蝉時雨のグラウンド (角川文庫)』
- はらだ みずき
- 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 637円(税込)
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通勤読書は、『我が家の問題』奥田英朗(集英社)。
『家日和』(集英社文庫)に続く、家族小説短篇集なのだが相変わらず「亭主が会社のお荷物だと心配する妻」とか「新婚なのに家に帰りたくない夫」とか微妙に外した設定がうまい。私は最後の奥さんがランニングに夢中になる「友だち夫婦」で涙があふれてしまったが、その涙は決してイヤな涙ではなかった。
先に読了し、同じように涙した発行人の浜本と僕らはなぜ重松清は読まなくなったのに奥田英朗は読み続けているのか、話し合う。
新宿の紀伊國屋書店本店さんに『記憶のちぎれ雲』を直納した後、中央線を営業する。が、途中で頭が痛くなりダウン。熱中症だ。
会社にもどって水分を補給し、濡れタオルで首筋を冷やしていると経理の小林が心配して塩飴をくれる。「杉江さんのまわりは温度が違う」と驚いていたが、私はどうやら畜熱・放熱しているらしい。
だいぶ回復したので、夜、錦糸町の中華料理屋ではらだみずきさんと角川書店の編集者と会食。『サッカーボーイズ14歳』の文庫に解説を書いたお礼らしいが、はらださんは私の担当作家でもあり別にお礼もなにもないのである。
角川書店の編集者が「えっ! 営業ひとりなんですか? えっ! 本も作っているんですか。えっ! 本の雑誌の企画も出しているんですか」と再三驚いていたのが印象に残る。大きな会社では考えられないことなんだろう。これ以上驚かすと顎が外れそうなので本を出しているのは秘密にしておいた。
『家日和』(集英社文庫)に続く、家族小説短篇集なのだが相変わらず「亭主が会社のお荷物だと心配する妻」とか「新婚なのに家に帰りたくない夫」とか微妙に外した設定がうまい。私は最後の奥さんがランニングに夢中になる「友だち夫婦」で涙があふれてしまったが、その涙は決してイヤな涙ではなかった。
先に読了し、同じように涙した発行人の浜本と僕らはなぜ重松清は読まなくなったのに奥田英朗は読み続けているのか、話し合う。
新宿の紀伊國屋書店本店さんに『記憶のちぎれ雲』を直納した後、中央線を営業する。が、途中で頭が痛くなりダウン。熱中症だ。
会社にもどって水分を補給し、濡れタオルで首筋を冷やしていると経理の小林が心配して塩飴をくれる。「杉江さんのまわりは温度が違う」と驚いていたが、私はどうやら畜熱・放熱しているらしい。
だいぶ回復したので、夜、錦糸町の中華料理屋ではらだみずきさんと角川書店の編集者と会食。『サッカーボーイズ14歳』の文庫に解説を書いたお礼らしいが、はらださんは私の担当作家でもあり別にお礼もなにもないのである。
角川書店の編集者が「えっ! 営業ひとりなんですか? えっ! 本も作っているんですか。えっ! 本の雑誌の企画も出しているんですか」と再三驚いていたのが印象に残る。大きな会社では考えられないことなんだろう。これ以上驚かすと顎が外れそうなので本を出しているのは秘密にしておいた。