7月22日(金)
- 『せんべろ探偵が行く (集英社文庫)』
- 中島 らも,小堀 純
- 集英社
- 617円(税込)
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- 『だじゃれ日本一周』
- 長谷川 義史
- 理論社
- 1,404円(税込)
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朝、埼玉スタジアムに前日抽選が始まるまで、携帯椅子に座って9月刊予定の『下町酒場ぶらりぶらり』大竹聡著のゲラを読む。営業も編集もどこでも仕事ができるのがいいところ。しかし朝、6時から無性に酒が飲みたくなるのは問題だ。
その勢いをかりて、文庫化された『せんべろ探偵が行く』中島らも+小森純(集英社文庫)を読む。らもさんとその周りのひとたちが、安くて気持ちいい酒場を探して歩く対談エッセイ集だが、そのらもさんの雰囲気にやられてしまう。中島らもは、本を読みだした頃、夢中になって読んでいたのだが、この存在感はやはりたまらない。そして今、こういう人がいなくなってしまったことが哀しい。
それにしてもここでイラストを書き、一緒にせんべろ探偵化している長谷川義史が、あの『だじゃれ日本一周』の長谷川義史だったとは。「情熱大陸」でも素敵だったな。
ただいま東京で一番活気のある街、というか再開発で人出がどっと増えた印象の二子玉川を訪問。二子玉川ライズには文教堂がオープンし、反対側の高島屋にはもともと紀伊國屋書店があり、そして駅中にはブックファーストがある。書店の担当者さんにはお会いできなかったのだが、街中にはオシャレなベビーカーを押すママさんがあふれている。そういう人たちの聖地になっているようだ。
二子玉川の文教堂と同時期、どちらも震災直後のオープンだったあおい書店池尻大橋店も訪問。住所も確かめずに伺ってしまったのだが、駅直結のビルだった。
その後「本の雑誌」2011年8月特大号で「小沢書店」フェアの原稿をいただいた流水書房青山店の秋葉さんを訪問。なんだか次号「en-taxi」では坪内祐三さんと対談されているとか。「恐れおおくて誌面が見れません...」と謙遜していたが、小沢書店のフェアは今月いっぱいの終了とのこと。
フェアにしても棚にしても、本屋さんという場所は、まるで舞台のように、その瞬間瞬間の生き物なのだ。そこで本と出会えるか出会えないかはまさに運であり、そこにこそ、本屋巡りの面白さが詰まっていると思う。
その勢いをかりて、文庫化された『せんべろ探偵が行く』中島らも+小森純(集英社文庫)を読む。らもさんとその周りのひとたちが、安くて気持ちいい酒場を探して歩く対談エッセイ集だが、そのらもさんの雰囲気にやられてしまう。中島らもは、本を読みだした頃、夢中になって読んでいたのだが、この存在感はやはりたまらない。そして今、こういう人がいなくなってしまったことが哀しい。
それにしてもここでイラストを書き、一緒にせんべろ探偵化している長谷川義史が、あの『だじゃれ日本一周』の長谷川義史だったとは。「情熱大陸」でも素敵だったな。
ただいま東京で一番活気のある街、というか再開発で人出がどっと増えた印象の二子玉川を訪問。二子玉川ライズには文教堂がオープンし、反対側の高島屋にはもともと紀伊國屋書店があり、そして駅中にはブックファーストがある。書店の担当者さんにはお会いできなかったのだが、街中にはオシャレなベビーカーを押すママさんがあふれている。そういう人たちの聖地になっているようだ。
二子玉川の文教堂と同時期、どちらも震災直後のオープンだったあおい書店池尻大橋店も訪問。住所も確かめずに伺ってしまったのだが、駅直結のビルだった。
その後「本の雑誌」2011年8月特大号で「小沢書店」フェアの原稿をいただいた流水書房青山店の秋葉さんを訪問。なんだか次号「en-taxi」では坪内祐三さんと対談されているとか。「恐れおおくて誌面が見れません...」と謙遜していたが、小沢書店のフェアは今月いっぱいの終了とのこと。
フェアにしても棚にしても、本屋さんという場所は、まるで舞台のように、その瞬間瞬間の生き物なのだ。そこで本と出会えるか出会えないかはまさに運であり、そこにこそ、本屋巡りの面白さが詰まっていると思う。