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8月4日(木)

空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む
『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』
角幡 唯介
集英社
1,728円(税込)
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 昼食をとってから電車に乗ると、もうダメだ。
 クーラーの心地良い風と絶妙な振動が、私のまぶたを下ろさせる。2駅で降りなければいけないのに、気づいたら5つも6つも進んでいて、あわてて飛び降りるのもしばしばだ。

 どうしてこんなに疲れているんだろうか?と思ったら、先週末は娘のサッカーの合宿に付き合っていて、休みどころか三ヶ月分くらいの疲労を背負っていたのであった。解決法は、昼飯を抜くしかなさそうなので、ここのところ一日2食で過ごしている。

 書店さんを訪問するとなんだかみんな猛烈に忙しそうで、レジの列はなかなか途切れないし、抜け出せてもすぐに呼ばれているのであった。なんだと思ったら「ONE PIECE」63巻の発売日だった。初版、390万部、らしい......。

 というわけで、あまりお邪魔にならないよう営業していると、なんとカバンのチャックが壊れ、閉まらなくなってしまった。書店さんを訪問するのに口の開いたカバンを持って入るというのは、一番してはいけない行為なので、あわてて適当なカバンを購入する。余計な出費。

 夜、北極圏から帰ってきた角幡唯介さんと酒。
 そのデビュー作『空白の五マイル』(集英社)は、「開高健ノンフィクション賞」「大宅壮一ノンフィクション賞」「第一回梅棹忠夫 山と探検文学賞」と三冠王に輝いたのであるが、8月末に出版される『雪男は向こうからやって来た』はそれ以上に面白いらしい。今から楽しみだ。

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