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8月27日(月)

ブルックリン・フォリーズ
『ブルックリン・フォリーズ』
ポール オースター
新潮社
2,484円(税込)
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自由でいるための仕事術
『自由でいるための仕事術』
森永 博志
本の雑誌社
1,728円(税込)
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ソロモンの偽証 第I部 事件
『ソロモンの偽証 第I部 事件』
宮部 みゆき
新潮社
1,944円(税込)
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屍者の帝国
『屍者の帝国』
伊藤 計劃,円城 塔
河出書房新社
1,944円(税込)
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百年法 上
『百年法 上』
山田 宗樹
角川書店(角川グループパブリッシング)
1,944円(税込)
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百年法 下
『百年法 下』
山田 宗樹
角川書店(角川グループパブリッシング)
1,944円(税込)
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 白水社WEBで連載している「蹴球暮らし」第30回「コーチ」を更新。
 いつの間にか30回も続いていたことに驚く。来春の娘の卒団まで書ききる予定。

★   ★   ★

 通勤読書は「本の雑誌」2012年8月号で佐久間文子さんが「親しい人にとっておきの話を聞かせるような語り口に魅せられた」と紹介していた『ブルックリン・フォリーズ』ポール・オースター(新潮社)。本当は先週取っていた夏休み中に読む予定だったのが、終始子どもがまとわりついてきて、1ページも読めなかった。今日から読み始める。

「豆香房」のアイスコーヒーは週2回の贅沢(200円だけど)としており、それ以外の日は建築関係の専門書店南洋堂書店の路地を入ったところにある自動販売機で「サントリー 天然水」(100円)を買っている。

 しかしこの自動販売機、当たりクジ付きで購入すると4桁の数字がピコピコ回り出すのだが、すべてリーチがかかった上で最後の1桁が止まるまでに異様に時間がかかる。

 その間に他の人が自販機で飲み物を買おうと私の背後に並ぶことも多く、そうして並んだ人は早く飲み物を買って会社に出社したいわけで、私に向かって早くどけよという光線を送ってくるのであった。

 私は決してたかだか100円の水をもう1本欲しいわけではないのだが、まるでパチンコ屋でハイエナされるように私の当りを他人に奪われるのは気に入らない。というわけで毎朝、いかにもペットボトルが機械の出口に引っかかったような芝居をしつつ時間を稼ぎ、最後の数字が止まるのを待ち望んでいる。

 本日の番号「2223」。

 発売になったばかりの『自由でいるための仕事術』森永博志著、9月刊『SF挿絵画家の時代』大橋博之著と10月刊『本の雑誌別冊 古本の雑誌』の営業。

 三省堂書店有楽町店、教文館、八重洲ブックセンター本店、タロー書房、りんご屋清澄白河店、しまぶっくなどを訪問。宮部みゆき『ソロモンの偽証 第Ⅰ部 事件』(新潮社)、伊藤計劃、 円城塔『屍者の帝国』(河出書房新社)など話題作が出揃い文芸書は賑やか。しかし途中で会ったF社の営業マンUさんから各書店の文芸書棚の縮小の話を聞かされる。文芸書はもはや専門書という扱いらしい。

 夜は書店員さんと飲み会。もうみんな文庫サイズで低価格にして本を出せばいいよという意見になんだか納得行かず反論してしまった。

 角川書店の営業Yさんが『百年法(上下)』山田宗樹(角川書店)を「絶対、読んでください!」と叫んでいた。あれはおそらく酒の力でもなく、営業の力でもなく、本の力だったと思われる。次、読もう。

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