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8月28日(火)

光圀伝
『光圀伝』
冲方 丁
角川書店(角川グループパブリッシング)
2,052円(税込)
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 本日の自動販売機。「7778」

 ふと考えてみると今営業で懇意にしてもらっている書店員さんの多くが5年、10年の付き合いで、なかには私が本の雑誌社入社以来ずっと面倒を見てもらっている書店員さんも少なくない。

 ただそれも初対面のときにそういう付き合いになると考えていたわけでなく、毎月の訪問を重ねた結果なのだった。

 どうしてもその日の注文ばかりに意識がいってしまい、なかなか長い目で営業を捉えることが難しいのだけれど、今日出会った書店員さんとも5年、10年の付き合いになるかもしれず、そういった出会いを大切にしていかないと私の10年後もないのだろう。今の付き合いだけに満足しないよう注意しなければならない。

 ここ半年くらい営業がスランプだったのだが、改めて営業の楽しさを味わうことができるようになってきた。

 渋谷を営業。
 リブロ渋谷店が、パルコブックセンター渋谷店へリニューアルされており、あの懐かしいオレンジ色とお店のロゴが戻ってきていた。(ブックカバーも当時のものになっているそうだ)それこそ以前ここがあのパルコブックセンターだったとき、私は右も左もわからず、当時の店長だった矢部さんを追いかけるように営業していたのだ。

 その後山下書店渋谷南口店を訪問するとKさんから「すごい面白かったですよ!」と冲方丁の待望の新作『光圀伝』(角川書店)の話をされる。それはすぐに読みたいのだけれど、本はまだ出ていないのだった。ううう。

 4時に会社へ戻り、高野秀行さんと『謎の独立国家ソマリランド』の単行本打ち合わせ。スケジュール、造本、装丁など意見をすり合わせる。打ち合わせを終えた後、石井スポーツで高野さんの買い物に付き合い、その足で魚百へ。高野さんはこの後新宿で他の出版社と打ち合わせがあるそうなので、その時間まで酒を飲む。

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