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8月31日(金)

続 岳物語
『続 岳物語』
椎名 誠
集英社
1,296円(税込)
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岳物語 (続) (集英社文庫)
『岳物語 (続) (集英社文庫)』
椎名 誠
集英社
504円(税込)
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定本 岳物語
『定本 岳物語』
椎名 誠
集英社
2,160円(税込)
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 通勤読書は、椎名さんの『続岳物語』(集英社)。文庫本も定本も持っているのだが、何度も手にした小B6のハードカバー版がいちばんしっくり来る。

『岳物語』を初めて読んだのは10代の終わりのちょうど今頃の暑い夏の終わりで、その頃自分の生き方を模索していた私は、この中の父親である椎名誠に猛烈に憧れ、一気に心酔していったのだった。

 それから20年以上経った今、私は子を持ち、そして互いの年齢が当時の椎名さんと岳君とほぼ同じになると、すっかり椎名さんと同じ父親目線で『岳物語』で読んでいた。そして最終章「出発」では、『岳物語』を読んで初めて号泣してしまった。

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 本日の自動販売機は「3334」。

 オープンしたばかりの東京堂書店東中野店を訪れると、お客さんがいっぱいで溢れていた。しかし午前中はこれ以上に混んでいたらしく、店員さんも居場所がないほどだったとか。百数坪の店内は、ぐるっと見まわるにはちょうどいい広さで、しかもそこかしこに遊び心というか本好きの心をくすぐる品揃えがされていた。なんだかうれしい開店だ。

 夜、私のことを「出来の悪い兄」と考えているフシのある角川グループパブリッシングの営業Hさんの誘いで、夜は居酒屋に変身するカレー屋「トプカ」へ。ハヒハヒ言いながらカレーを食べているおじさんやカップルの隣で、店員さんが薦める「鮪の中落ち」や「鶏の半丸揚げ」を食べる不思議さ。しかし居酒屋メニューも美味しければ、〆に食べたカレーも絶妙だった。今度はきちんと昼に来たい。

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