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9月3日(月)

海女の群像 岩瀬禎之写真集[新装改訂版]: 千葉岩和田1931-1964
『海女の群像 岩瀬禎之写真集[新装改訂版]: 千葉岩和田1931-1964』
岩瀬 禎之
彩流社
6,264円(税込)
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 週末本屋さんをぶらついていたら、いつの間にか新装改訂版が出ていたらしい『海女の群像』岩瀬禎之(彩流社)を発見。値段も見ずに購入する。これはいくらだって買わなきゃいけない。人生にはそういうときがある。

 というわけで通勤読書は以前古本屋さんで買っておいた『海女小屋日記』田仲のよ(新宿書房)を読む。いつ頃からか民俗学までいかないけれど、こういう暮らしぶりを綴った本が好きになっている。

 本日は週2回の豆香房DAY。
 いつもどおりアイスコーヒーのSサイズを頼むが、お店にいる三人のお姉さんが例の自動販売機のように「3」「3」「4」と数字を唱えだすのではないかと不安になる。

 ゲリラ豪雨を避けながら『はるか南の海のかなたに愉快な本の大陸がある』を20冊抱えて、東京堂書店東中野店に直納。予想通り週末の人出がすごかったらしい。

 その後、何軒もの書店さんを訪問したが、聞こえてくるのは文芸書の凋落ぶり。ある取次店さんのデータによると7月の文芸書の売上は対前年20数%ダウンというから恐ろしい落ちっぷりだ。

 果してそれは読者が文庫へ移行していることを示しているのか(文庫の売上は対前年1%アップぐらいだとか)、それとももう小説は読まずロングブレスダイエットに勤しんでいるのか、あるいはスマホに指をのめり込ませているのかもしれない。

 そんななか本日売れている聞いた本を列挙しておこうと思う。『楢山節考』深沢七郎(新潮文庫)、『戦後史の正体』孫崎享(創元社)、『聞く力』阿川佐和子(文春新書)、『夜と霧』ヴィクトール・E・フランクル(みすず書房)など。

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