3月17日(月)
生クリーム、カスタードクリームと挑戦してきたケーキ作り。今回は初めてのチョコレート系ということでガトーショコラに挑んでみた。
材料を揃え、計量し、使う順番にカウンターに並べる。そういう準備をしているとアドレナリンがどばどば排出され、まるでサッカーの試合前のような興奮状態に陥る。しかしその興奮を抑え、冷静さを取り戻し、段取りを頭になかにしっかり叩き込む。何度も何度も手順をイメージトレーニングし、いざ、ボウルを湯煎にかける。もうそこからは目の前のことに集中し、一気に作業を進める。楽しい。楽しくて仕方ない。どうして今までこんな楽しいことを知らなかったのだ。
そして出来上がったガトーショコラは見栄えはそれほどではないけれど、息子のほっぺたが床にふたつみっつ落ちるほど美味しかった。
この日参考にしたのは、書店の棚で見つけた瞬間「これだ!」と思わず叫んでしまった『決定版 小嶋ルミのケーキ・レッスン』(柴田書店)。我がバイブル『お菓子作りのなぜ?がわかる本』同様、手順や作業方法が初心者にも非常にわかりやすく具体的な言葉と写真で説明されており、しかもレシピも詳細の上、種類が豊富。しばらくはこの本に載っているケーキを作ろうではないか。
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通勤にピッタリかと思って読み始めた『球団と喧嘩してクビになった野球選手』中野渡進(双葉文庫)は、通勤するのが嫌になるほどの面白さで一気読み。まさにエンタメノンフスポーツ自伝の傑作! 岡野雅行の『野人伝』(新潮社)を越える型破りぶりに大笑いしつつ、どストライクな真っ正直な部分には涙があふれてしまった。
部決後、営業。
ローコストオペレーションとなった書店さんで営業マンはいったいどうすべきなのか、何をすべきなのか。
悩みは深まるばかり。