5月2日(金)
- 『大イワナの滝壺 (ヤマケイ文庫)』
- 白石勝彦
- 山と渓谷社
- 983円(税込)
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- 『定本 日本の秘境 (ヤマケイ文庫)』
- 岡田喜秋
- 山と渓谷社
- 1,026円(税込)
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- 『ヤマケイ文庫 くう・ねる・のぐそ 自然に「愛」のお返しを』
- 伊沢 正名
- 山と渓谷社
- 1,058円(税込)
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- 『地図のない場所で眠りたい』
- 高野 秀行,角幡 唯介
- 講談社
- 1,620円(税込)
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ここのところ一番購入率が高い文庫は、新潮文庫でも文春文庫でもなくヤマケイ文庫。
今月の新刊『大イワナの滝壺』 白石勝彦著は、魚影色濃い昭和30〜40年代のイワナ釣りの釣行記で、何度も読み返している今野保の三部作『秘境釣行記』『羆吼ゆる山』『アラシ』(すべて中公文庫)にあい通じる面白さ。
先日読み終えた『日本の秘境』岡田喜秋著も隔世の感の日本を旅する素晴らしい紀行文だったし、偉いぞ!ヤマケイ文庫とホームページを覗いてみたら、なんと6月の新刊は、あの奇書中の奇書『くう・ねる・のぐそ』伊沢正名著ではないか。
『本屋の雑誌』の色校を確認し、リブロ池袋店Yさんを訪問。その後、竹橋の毎日新聞社1階にある「RunPit」へ。高野秀行さんと皇居2周のランチミーティングならぬランニングミーティング。高野さんといえば早稲田大学探検部の後輩でもある角幡唯介さんとの対談集『地図のない場所で眠りたい』(講談社)が発売中。探検からノンフィクションを書くというところまでかなり真剣に語り合っている。
「RunPit」で汗を流した後、新宿三丁目「池林房」へ。Number編集部Wさんのお誘いで、近藤篤さんと高野さんの初顔合わせ飲み会。
ふたりがまるで新宿や神保町の様子を語るように世界中の街や人のことを語るのをただただあっけにとられながら聞き入る。そして自分の前を通り過ぎていった42年のつまらなさにがっくりする。
もはや取り返すこともできないけれど、好奇心を開き続けよう。2月から酒をやめているのでジンジャーエール4杯。