7月1日(火)
妻からその請求書を見せられたときは心臓が止まるかと思ったが、さすがに無理とは言えず私のなけなしの小遣いを減らし、それでも焼け石に水なのだが中2の娘は先月から塾通いを始めた。
正直言って中2どころか小4の息子の問題すら解けない私たち夫婦ではもう何を聞かれても答えることができず、いつもグーグル先生に答えてもらっていたのだけれどそれも限界があるわけで、先月はじめにあった中間テストのときに幼なじみに誘われ塾の体験入学をしたのが運の尽き。なんだか突然やる気になった娘はそのまま入塾してしまったというわけ。
6月はキャンペーン中で入塾料も6月、7月の授業料もいらないとのことで喜んでいたのだが、妻が差し出した請求額はそこらのキャバクラ以上の法外な金額で思わず訴えてやろうかと思ったが、明細書をみると教材費やら設備費やら夏期講習代などが含まれているそうで、どうやら法外ではないらしい。そうは言っても高額は高額。塾に相見積りは通用しないんでしょうか。
まあとにかく高校受験までは1年半なので、それまでの間、超緊縮財政で家族団結乗り切ろうではないかと夫婦ともども三年ぶりに手を取り合って誓ったのであった。
そういえば私が塾に通い始めたのも中2の夏だった。当時、私の両親は会社を設立したばかりで、もっともお金がない時期だった。いったいどんな想いで私を塾に通わせていたのだろうか。