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8月11日(月)

本の雑誌375号
『本の雑誌375号』
本の雑誌社
700円(税込)
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 浦和レッズの堅守は復活しないのに猛暑は復活。そんななか今月の新刊『この子オレの子!』の見本を持って取次店さんを廻る。

 これまで見本出しは、9時30分に御茶ノ水の日販さんからスタートし、飯田橋のトーハンさん(徒歩12分)、トーハンさんから徒歩3分の太洋社さんと廻り、その後、東五軒町から上野公園行きのバスに乗車、春日駅で降りて大阪屋さんを訪問(徒歩3分)。それを終えると後楽園から南北線に乗り込み市ヶ谷へ移動し、最後に地方小出版流津センターさんへ(徒歩10分)というルートで行ってきたわけだけれど、これも仕入れ窓口の混み具合によってすぐに破綻する綱渡りのルートであり、勝負の分かれ目は10時43分東五軒町発のバスに乗れるかどうかにかかっていたのである。

 しかし今月下旬には太洋社さんが外神田(末広町)へ移転するそうで、果たしてその場合どう廻ればいいのだろうか。見本出しは基本的に午前中に完了しなければ翌日回しになってしまうわけで、これはもうひとりでは無理かもしれない。世間ではまったく話題にならない問題であるけれど、出版営業マンにとっては死活問題であり、各社の営業マンがお盆休み返上で新規ルートの開拓にあたっているという噂である。

 午後、見本出しを終え、息も絶え絶えになって会社に戻る。クーラーの前で裸になりたい衝動をぐっとこらえる。

 搬入になったばかりの「本の雑誌」9月号を助っ人がツメツメ作業しており、この作業に交じれれば私の一日は終ったも同然なのだが、なぜか人手不足に関わらず事務の浜田から声をかけられない。

 そうこうしているうちに電話が鳴り、紀伊國屋書店新宿本店さんから『謎の独立国家ソマリランド』の注文が入る。普通に処理していたのでは物流倉庫の休みの関係で納品がお盆明けになってしまうため、何度もクーラーを振り返りながら直納に向かう。そのまま干からびるまで営業。

 帰宅後、ランニング。
 営業で散々歩いているにも関わらずまた走るとはどういうことなんだろうか。これは酒飲みの人が朝からビールを飲み続け、夜になったらもっと強い酒が欲しくなりウイスキーをストレートで飲んでいるようなもんだろうか。

 とある書店員さんから年末に駅伝大会に出てみないかと誘われたので、試しにどれくらい速く走れるものなのか同じ距離を思い切り走ってみる。疲れた。

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