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8月20日(水)

この子オレの子!
『この子オレの子!』
中場 利一
本の雑誌社
1,620円(税込)
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 担当編集である浜本がゲラを読んで何度も涙した、中場利一さんのまさかの育児エッセイ『この子オレの子!』が搬入となる。

 出社して初めて取る電話が注文か返品か。それによってその日一日の運勢が決まる出版営業占い。本日は、夏100を特集した「本の雑誌」9月号の追加注文10冊。いいことあるはず。

 午前中、単行本の企画会議。

 午後、書店さん向けDM作りに勤しむ。10月刊行の森山伸也著『北緯66.6°』と11月刊行の小山力也著『古本屋ツアー・イン・神保町』のチラシを作る。

 夕方、編集右腕のカネコッチがやってきたので諸々遅れている進行を再調整。

 事務の浜田が夏休みのためサボれず駒場に行けず、19時仕事終了。秋葉原まで歩く。

 靖国通り小川町交差点を渡ってすぐ、いつも行列のラーメン屋「二代目つじ田」の並びにある古本屋(「安い本」という看板が出ているお店)の店頭本を覗くのが楽しみ。すると新書の店頭棚に「本の雑誌」9月号、共立中学高等学校の図書室取材でその存在を知った「平凡社カラー新書」がずらりと並んでいた。

 このシリーズは今では考えられないほどカラー写真や図版が多く丁寧に作られており、なんと今では大ベストセラー作家となった佐伯泰英のデビュー作『闘牛』も出版しているのであった。

 一瞬全部購入しちゃおうかと思ったが、そうすると全作(100冊くらいあるらしい)揃えないと気が済まなくなりそうなので、『日本の城』『日本の石橋』『発掘』『大相撲』を購入。『大相撲』(すべて216円)の著者は、敬愛する山口瞳氏の先生である高橋義孝氏。

 

IMG_6291.JPG



 東浦和駅で、東浦和中学校とともに全国大会に出場した尾間木中学校サッカー部の子を見かける。たくさんの荷物を抱えているところをみると高知で行われている大会から帰ってきたところらしい。残念ながら2回戦で敗退してしまったが、真っ黒に日焼けしている身体と着ている大会記念Tシャツは一生の宝物だろう。思わず「お疲れさま!」と声をかけると「ありがとうございます」とぺこりと頭を下げた。

 帰宅後、息子にその話をし、パパもあのTシャツが欲しかったなとこぼしたら、「大丈夫。僕がもらってパパにあげるから」と胸を張る。
 22時、娘を塾に迎えに行ってから共に夕食。
 平凡社カラー新書をコンプリートするかしばし悩みながら就寝。

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