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9月10日(水)

壽屋コピーライター 開高 健
『壽屋コピーライター 開高 健』
坪松博之
たる出版
1,944円(税込)
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kotoba (コトバ) 2014年 10月号 [雑誌]
『kotoba (コトバ) 2014年 10月号 [雑誌]』
集英社
1,440円(税込)
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 太洋社が末広町に引っ越してから初めての見本出し。

 以前は御茶ノ水と飯田橋(江戸川橋)で済んだものが、大阪屋の移転により御茶ノ水→飯田橋→春日(後楽園)と変化し、今度はその後、末広町まで移動しなければならなくなってしまった。

 問題なのはこれを半日(午前中)のうちに終えなければならないことで、飯田橋に3社が集中していたときでさえも窓口の混雑状況によっては本を抱えて走る営業マンがいたほどなのだから、この4ケ所を短時間で移動するのは指南の技。噂によるといまだ神保町の栗田出版販売も含めて午前に5社を回りきった営業マンはいないらしい。

 というわけで新記録樹立を目指し出陣したものの、トーハンの仕入れ窓口が混んでいて、目標としていた東五軒町10時43分発のバスに乗れず。次のバスは10時59分発。致命的なロス。大阪屋に着いたのは11時15分過ぎ。まだ45分あるものの、大阪屋から末広町へ移動する手段が思い浮かばない。

 スマホで確認すると後楽園から丸ノ内線で御茶ノ水に行き、中央線に乗り換え神田へ、神田から銀座線に乗れ、というあまりにムダなルートが表示される。面倒くさすぎるので一瞬で却下。ならば今乗ってきた都バス上69系統で「上野広小路」へ行き、銀座線に乗ればいいのだろうか。うー、わからん。これではまるで太川陽介ではないか!

 結局、新記録樹立をあきらめ、午後訪問しようと考えていた地方小出版流通センターへ先に行き、午後、太洋社と栗田出版販売へ行くことにしたのだが(それも実は挫折し、太洋社は翌日に)、果たしてこの見本出しルートに正解はあるのだろうか。

 夜、東京堂書店さんで行われていた『壽屋コピーライター開高健』(たる出版)の出版記念の坪松博之さんのトークイベントへ。トリハイ片手に乾杯で始まるイベントはとても楽しく、自然に「開高先生」と話す坪松さんが素敵だ。

 壽屋時代のサントリーは、当時日本人が飲み慣れていなかったウイスキーや飲酒そのものを浸透させる広告をうっていたのだが、出版業界も読書そのものを推進する広告をうった方がいいのかもしれない。

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