9月11日(木)
- 『優雅なのかどうか、わからない』
- 松家 仁之
- マガジンハウス
- 1,728円(税込)
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午前中、昨日挫折した末広町の太洋社へ。初訪問。駅から近いのはたいそう便利だが、その駅自体が見本出しルートから外れているのだった。
それにしてもこれはもしかすると太洋社に朝イチで訪問し、徒歩もしくはタクシー乗車で御茶ノ水の日販へ向かうというのが正解ルートのような気がしてきたがどうだろうか。
午後、『この子オレの子!』の直納で新宿を歩いていると「杉江さん!」と声をかけられる。誰かと思ったら十年前に助っ人を卒業していった翼くんだった。翼くんは国内最大手のアウトドアメーカに務めているので、来月出版する北欧ロングトレイル本『北緯66.6°』森山伸也著を売り込む。
松家仁之著『優雅なのかどうか、わからない』(マガジンハウス)を読み出すも、冒頭の「いったん預金が底を尽きそうになったが、勤めていた出版社の給与はまだ年々ベースアップが続いていた。ボーナスは年に十四か月。二年も頑張れば、ボルボのステーションワゴンが現金で買えるほどの余裕があった」という文章を読み、鼻息が荒くなる。西村賢太の次に読むべき本ではなかったようだ。積読の山に戻す。