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9月18日(木)

イノセント・デイズ
『イノセント・デイズ』
早見 和真
新潮社
1,944円(税込)
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 昨日FAXで届いた旧知の書店員さんからの注文書の片隅に、手書きの文字で「もう読みましたか? めちゃくちゃおもしろいですよ!」とオススメされていた『イノセントデイズ』早見和真(新潮社)を購入、早速読み始める。

 著者が書かれたであろうPOPに「一晩時間をください」というような文章が添えられていたが、そう書く気持ちがよくわかる。死刑執行の場面から始まるこの物語は、「静かに逝かせて」と願うヒロインの真実の姿をページをめくる度に映し出していく。読み出したら止まらない。しかし息苦しくなるような展開に何度も本を閉じ、激しくなった鼓動が収まるのを待つことも必要だ。読み終えた後、しばし放心状態に陥った。強烈な物語。

『サンリオSF文庫総解説』の販促物(POPとパネル)を持って、あちこちの書店さんを廻る。

 編集の宮里が奥さんの誕生日プレゼントに悩んでいる。自分は何をあげたか思い出すと、コストコの会員権だった。娘は嵐のファンクラブ。毎年その更新で済むから楽だ。

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