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11月17日(月)

料理人のためのジビエガイド: 上手な選び方と加工・料理
『料理人のためのジビエガイド: 上手な選び方と加工・料理』
神谷 英生
柴田書店
3,456円(税込)
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日本酒。 (プレジデントムックdancyu)
『日本酒。 (プレジデントムックdancyu)』
プレジデント社
1,296円(税込)
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 高野秀行さんは未知動物を探しているが、私はここのところずっと卵を探していた。

 突如ハマったケーキ作りも、メニューをシフォンケーキいっぽんに絞り、99%失敗しないでできるようになったのだけれど、そうなると「できる」ではなく「美味しい」ものを作りたくなのが、サンデー・パティシエのサガ。ただしレシピを工夫してもたいして味が変わらず、行き着いたのは当然ながら材料の質。シフォンケーキの材料は至ってシンプルで、どうみても味の基本となるのは卵しかない。

 だから美味しい卵を探していたわけだけれど、今後の仕入れを考えるとあまり遠くや顔の見えない通販では買いたくない。できることなら我がケーキは地産地消子どもも安心して食べられるケーキを目指したい。

 なんてことを考えてあちこちふらふらしていたのだけれど、これが意外と見つからない。いや実は毎週のように通っている埼玉スタジアムのすぐ近くに養鶏場を見つけたのだけれど、そこはなんだか狭いゲージに入れられた鶏が無理矢理卵を産ませられているようなところでいまいち食指が動かず、もう自分で鶏を飼うしかないかと諦めかけていたのだ。

 ところが、この週末、いつもと違うコースをランニングしていたら、「卵」の幟がたつ掘っ立て小屋があるではないか。あわてて中に入るとそこは季節の野菜や味噌、米、そしてなんと私が探し求めていた放し飼いの卵を売っている直売所なのだった。

 というわけで、ついに私は理想としていた卵を手に入れ、シフォンケーキを作ったのだった。その味は、もうほっぺたが落ちるほどの美味さ。どこに出しても、いや店で売っても恥ずかしくない立派なシフォンケーキが完成したのである。

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 六本木の青山ブックセンターさんを訪問。ふらふらと料理書の新刊台を見ていたら、とんでもない本を発見す。

『料理人のためのジビエガイド』神谷英生(柴田書店)

 今流行のジビエのレシピかと思ったらさにあらず。その詳細な解体方法から猟の仕方までしっかり説明されているではないか。もちろんレシピも。これはぜひとも先日、大興奮した名著『サバイバル登山入門』服部文祥(デコ)と合わせて読みたい1冊。

【今日売れていた本】
『日本酒。(dancyu合本)』

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