12月10日(水)
- 『波の音が消えるまで 上巻』
- 沢木 耕太郎
- 新潮社
- 1,728円(税込)
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- 『波の音が消えるまで 下巻』
- 沢木 耕太郎
- 新潮社
- 1,728円(税込)
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- 『本の雑誌379号』
- 本の雑誌社
- 840円(税込)
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小説はいいからノンフィクションを書いてくれよと思いつつ読み出した沢木耕太郎『波の音が消えるまで(上・下)』(新潮社)が、まるで阿佐田哲也が乗り移ったかのような博打小説(バカラ)で、しかも傑作なので驚いた。上下巻、約900ページの大作ながら、博打と登場人物のそれぞれの人生に引き寄せられ一気読みしてしまった。これはもしや、沢木耕太郎の直木賞受賞もありえるのではなかろうか。
「本の雑誌」2015年1月号搬入......の朝、2月号の取材のため、カラーブックスを主商品として扱っている古本屋さんを訪問。衝撃のレポートは、2月号のおじさん三人組レポートにて。
取材を終え、いったん会社に戻ったところで、助っ人アルバイトが本の上で作業をしようとしている姿を発見し、感情をコントロールできなくなる。
本や雑誌なんてしょせん紙の束でしかないけれど、それを作るためにどれだけ多くの人が心血注いでいると思っているのか。多くの人が苦労して作り上げたものだからこそ紙の束に値段がついて商品となり、商品となるからこそ私たちが暮らしていけるのだ。
外に出て、頭を冷やす。
しまぶっくを訪問した後、営業。直帰。ランニング8キロ。
中2の娘のカバンから『夜のピクニック』の文庫が顔を出している。
学級文庫から借りて来たものらしい。