12月11日(木)
- 『つるとはな』
- つるとはな編集部
- つるとはな
- 1,404円(税込)
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- 『漱石 心 (祖父江慎ブックデザイン)』
- 夏目 漱石
- 岩波書店
- 2,808円(税込)
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昼飯を「つるとはな」の岡戸絹枝さんと共にし、夜は祖父江慎さんのトークイベントに参加していると、なんだかものすごく「東京」にいる感じがした。
岡戸さんには、この一年悩み続けている「雑誌を作るということ」をそれとなく伺ったのだけれど、「言いたいことがいっぱいあるなら本を作れば(書けば)いい」という話を聞き、肩の力が抜けると同時にそれはそれで恐ろしいことだとも思った。
そして祖父江慎さんのトークイベントでは、漱石の『心』がもしかしたらギャグなのかもしれないという独自の読解から飛び出した「デザインは決めちゃいけない」という言葉に強く驚いた。てっきりデザイン(装丁)というのは、この本はこういう本ですと指し示すものだと無意識に思っていたから。
外に出ること。人に会うこと。そこで考えること。
それが雑誌作りなのかもしれない。