5月28日(木)
朝ラン7キロ。ここのところコンスタントに走れているので、身体が軽い。
「本の雑誌」40周年記念号(2015年6月号)に続いて、『完全復刻版「本の雑誌」創刊号〜10号BOXセット』も品切れとなる。発売一週間! シンジラレナイ! ただし倉庫に積まれた大量の本を目にしているにので重版に慎重にならざるを得ない。悩む。大いに悩む。
それにしても不思議なのは、電子書籍だ。電子書籍はこうやって重版に悩むこともなければ、在庫や返品や品切を心配することもない。出版社が抱える問題のかなりの部分を解決するはずなのに、出版社の人(私)が電子書籍を推進する気があまりないのはなぜなんだろうか。
やっぱりこうやって悩み、悩んだ末に成功したり失敗したりするのが働いている醍醐味だと理解しているからなんだろうか。それとも推進したら自分の役割(仕事)がなくなっちゃうからだろうか。
夕方、『迷う門には福来る』のカバーの色校が届く。束見本に巻いてみるとあまりに素晴らしすぎてにやけてしまう。早く中身も出来ますように。
夜、書店員さんたちと飲む。
「ここ数年でがらっと変わった。店のなかでの書店員とも話が通じなくなり、版元の営業とも通じなくなっている」というベテランの書店員さんの言葉が胸に刺さる。